石ノ森萬画館 ③ ~FOCUS「仮面ライダー」
「仮面ライダー」は「サイボーグ009」と共に石ノ森章太郎先生の代表作で1971年にシリーズ第1作『仮面ライダー』の放送が開始された。
(マンガ連載は前年から)
藤岡弘演じる主人公・本郷猛が悪の秘密結社ショッカーによって改造手術を施されて、バッタの能力を持った大自然の使者・仮面ライダーとなり、人間の自由と世界の平和を守るため、愛車であるバイク(サイクロン号)に乗り、毎週ショッカーが送り込む恐ろしい怪人達と戦う物語が展開された。
藤岡弘は放映開始まもなく、バイク事故のため、一時、佐々木剛演じる一文字隼人のライダー2号に交代するが、変身シーンが受けて大ヒットとなる。
彼らは元々敵対する悪の組織「ショッカー」の科学力で生まれた存在で、人間でなくなってしまった改造人間の苦悩も抱えていた。
このあたり、サイボーグ009にも共通するシチュエーションである。
その後、次回作『仮面ライダーV3(1973)』や『仮面ライダーBLACK RX(1988)』等の派生作品が次々に放送され、仮面ライダーシリーズとして定着していくことになる。
22~3歳で演じていた藤岡さんと佐々木さんも御歳70代後半となり、時の流れを感じざるを得ない。
もう、このあたりになると、ついていけない。
若手俳優の登竜門にもなっている。
最新作はガッチャード。
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