八乙女の舞と田植歌 ~春日大社・御田植神事 ③
摂社・榎本神社での御田植神事が続く。
八乙女は緋縮緬(ひちりめん)の襷(たすき)を掛け、腰に桧笠(かえるかご)を掛けている。
八乙女の田植舞が始まった。そのなかでも、ハイライトシーンがスズメ(とんぼ)と云われるポーズで、かわいい。(上写真)
①②③の歌の間に必ず入る囃し詞である「ヤレヤレ」は、いつまでも耳に残りそうだ。
田植舞の動画・完全版。(13:13)
<田植歌>
① わかたねうえほよ 若苗を植えましょうよ。
えたねうえほよ 田植女共が手に手を取りあって
おんなの むつまじく肩を並べつつ、
てにてをとりて 苗をば拾い取って
ひろひとるとよ 次々と植えて行くというのであります
② みましみしげや 田の畔に美しく咲いている富草の花よ、
わかなえとるてやは 汝もよく繁れよ。
しらたまとるてこそ 露の結んでいる若苗をゆらゆらと、
しらたまなゆらや 手に取るといふと
とみくさのはな その露が白玉の様にうつくしくこぼれるよ
③ ふくまんごくに お米がよく出来るように
ほんごくへ 本国到るところへ
うえちらし 植えて植えて散らし、
てにてをとりて そうして様々とよく出来たらば
ひろひとるとよ 一同打揃うて拾い集めましょう。
*「田舞の所作に関する一考察 ー春日大社の巫女舞を中心にー」参照
次にラストとなる祭儀場、若宮に向かう。
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