島根県 足立美術館
自然の風景を額縁に収める。そんな美術館がある。気になっていた美術館の一つです。庭園の美しさは日本一と言われ、遠くの山なみまで庭園の借景として、その山なみの姿が変わらぬよう、山ごと買い取るという想像もつかない熱意で作られたときいていました。
この美術館も、砂の美術館に劣らず私の期待そのままでした。
日本庭園の美しさは元より、壁に穴をあけて額縁にし、その額縁に外の風景を収めて見せるという発想は日本人的な誇るべきものだと思いました。
風景を四角に切り取るだけで、まったく別のものに見えてくる。自然と人間の対話がそこから生まれてくるようです。
画像だけ紹介しましょう。(中に納められた美術作品は撮影禁止のため紹介できません)
奥の山も景観保護のため美術館が買い取ったそうです。
茶室の壁もくりぬかれ外の風景を掛け軸に
衝立の形にくりぬかれた壁 ↑
整い過ぎている思いが少しよぎりますが、雑草を一本石の横にイメージすると完璧。
企画された自然と人の対話、これも一つの切り口なのでしょう。大画面で何かを感じて頂ければ幸いです。
緑と白沙はとても印象てきです。
新緑の季節になると、緑とはなんと多彩だろう・・と感じます。
緑は多くの言葉がありますが、私はそれを知らなくて・・表現できません。
山も、光によってもどんどん変化して、成長によって日々変ります。
訪れるとしたら新緑か紅葉か・・どちらも最高ですね。
一度家内を連れて行きたいと思っていますが、なかなかその夢は成就しません。
雪景色もいいですし、紅葉も^ネ^
緑は本当に多彩ですね。黄色と青に挟まれた色ですけれど、目にも優しいし、オアシスですよね。私もほとんど色の名前を知りませんが、多彩な色の違いは分かりますよね。それでいいんだと思います。この色を楽しみたいです。
私は初めてで(家内と一緒でした~が)また来たいと思いましたね。
茶室で羊羹とお茶を頂きました。どっしりとお尻に根が生えたように落ち着いてお庭を見る。いいものでし^た^
是非秋には奥様と一緒に時を過ごしてください。一人でもいいですが、二人もいいものです^よ^
昔、日本の人と結婚してた時
日本庭を設計して一年かけて完成してた時がありました。
竹で庭の壁にして
松を中心に置き
季節ことに咲く果樹を植えて
石で歩道を作って
兎に角、膨大なお金がかかってましたね。
その何年もかけて完成した庭も
離婚してから
元夫は全く手入れをしなくなり、
偶に彼の安否確認のために
家に行ったら、庭が雑草で茂てましたね。
写真のように
完璧な手入れが整うためには
何人もの人が毎日、
完璧なほどの仕事をしてないと
現状維持さえできないよね。
日本の匠、ですかね。
庭の在り方に日本の匠の精神が宿ってますよね。
ここではめったに見られない風景ですので、
昔の想い出にもひたれる機会になれました。
写真を撮った角度が非常にいいですね。
追伸
コメントの性質が変わった流れについて
変わったことを指摘してもらい安堵しました。
深い配慮に感謝致します。
(気負いがあったので)
その経験が、この整備された庭園の美しさに隠れている現実を見抜かれたのだ思います。
これは負の経験ではつかめない、昇華された過去の経験だからこそなのではないかと、喜びま^す^
毎朝往復4キロほど歩いて海岸の草引きを修行のように続けて何年になるかすぐに思い出せませんが、その経験から言っても、美しさは、目に見えない膨大な人の営みが作りだした花なのですね。
美しさだけ見るか、その裏面にある汗をも合わせて観るか、鑑賞のレベルは大きく違うというものなのでしょう。
その上で、日本庭園のよさは、自然を師と仰いでつくる空間だと今回思いました。その意志の美しさは風景の裏表の中心にあるように感じました^ね^