4週間にわたる個展の間に、とても印象的な出会いがありました。
それは五次元にまつわる、私には驚くべき出会いでした。その一端を紹介します。
今回の個展は私の提唱する五次元宇宙、すなわちスケールの概念についての思索とのしてんてん絵画の融合が特徴的でした。
そこで、私の到達した宇宙論の骨格を簡単にまとめたのです。
上記のような冊子(写真は冒頭のみ)を絵画と並行して作成しました。
過日、ぶらんしゅで出会ったA氏に、話のついでにこの冊子をお渡ししていたのですが、そのA氏が会場に興奮気味にやってきました。
この前の冊子のことでと、いうのです。手には私の冊子があって、パラパラめくり始めると、各ページにいろいろな書き込みがしてあります。こんなふうに私の文書を読んでもらっているのにまず驚きました。
その中の、五次元についてと題する章に、マーカーがつけられていて、こう話してくれました。
この「ゼノンの説は誤っていない」という一文を読んだとき、どこかで自分も同じことを書いた気がすると思ったそうです。確か大学の講義を受けていた時のこと・・・そう思い至ったA氏は大学時代のノートを大変な思いで探し出してきた。そう言って持っていたカバンから古びたノートを取り出したのです。
そこには、哲学の講義をメモしたノートの欄外に、「アリストテレスはゼノンの説を誤解しているのではないか」とA氏の疑問がしっかりと書かれていました。
そして彼は言いました。この図(時間軸とスケール軸の座標)を見ると、私の疑問がすっきり腑に落ちましたと。
これは私が長年言い続けてきたスケールの概念が、一人の思考家に届いた瞬間でした。私達はその後、個展会場で2時間も夢中で語り合たようで、画廊のカウンターから笑われたほどでした。
もしギリシャ時代に、スケールの概念があったら、ゼノンとアリストテレスから発した問題をこんなに長く論争する必要はなかったのです。
なぜなら、ゼノンはスケールの軸だけを見て世界を論じていのに対して、アリストテレスは時間軸だけを見て世界を説明していたに過ぎないのですから、互いがすれ違うのは当然だったのです。それはあたかも、円錐形を上から見た人と横から見た人が、世界は円か三角かと論争しているようなものです。
私はこの出会いのおかげで、五次元の世界観に大きな自信を持つことが出来ました。五次元によって、ギリシャ時代からの論争に終止符が打てる。
この思いが私の中だけにあったときには、その重大さをあまり意識しませんでしたが、A氏のおかげで、五次元(スケールの概念)の大きな意味をあらためて確信させて頂いたのです。
この冊子に興味がある方は是非ご一報ください。
自作プリンター打ち出しのホッチキス止め、製本テープ体裁、A4版22ページ
300円にて送付いたします。今回個展で作成した龍のポストカードのサービス付です。
五次元宇宙の世界観の骨格であるスケールの概念を、今回は論理的に説明で来たと思っております。是非お試しください。
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五次元を考えてみません^か^
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