サムホール(217×158)
五次元思考を想起し
五次元思考を忘れた時
ことは起こる
突然
人は宇宙が私となる
この身を思うとき
この身ではないものたちとの
分け隔てをする
境界線を思うとき
私との境界線は
永遠に
宇宙の果てまで
逃げていく
私と他を
区別する
境界線は無いのだ
なぜなら
五次元は
私を
空間だと
気付かせる
オマエハモノデハナイ
龍の爪
身もだえする
その爪痕から
孤独と
安らぎが
同時に流血する
龍は
私を
その傷と共に
受け入れる
まるで
儀式のように
心の血が流れる
古い皮を
己自身で破るまで
それは
儀式のように
無慈悲だ
時間の皮を破り
空間の
今に
龍の心臓の
鼓動を聞く
龍は
ただ見つめるだけ
儀式のように
爪を立てて
静かに眺めている
その目を
背中に感じるものは
やがて
おのずから
皮を破る
時を切り裂き
真実が
生きたまま
現れる
その瞬間を
待っている
それが
進むことだと
咆哮が
聞こえる
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます