(心の旅 キャンバスに鉛筆 F 8号)
こころが染渡るスズランの舟
遠く離れたあなたのもとに
どうしても
行きたいのだけれど
私にあるのは
この小さな 白い花ばかり
こころが解けいるような緑の河
遠く離れたあなたのもとに
どうしても
届けたいのだけれど
私にあるのは
この小さな 淡い夢ばかり
こころが砕けるような岩肌の壁
遠く離れたあなたのもとに
どうしても
伝えたいのだけれど
私にあるのは
このはかない 声音ばかり
ああ
あなたよ
それでも私は
あなたの島を横目に映しながら
毎日毎日を歩むしかないのだ
しおれそうな
スズランの鉢に
胸潤ませて
水をやる
あなたは
笑っているに違いない
しおれるだけで
遠ざかりゆく私の心を
カラマツのように
笑っているに違いない
だがあなたよ
その笑い声が
私を導くのだ
その吐息が
私を動かすのだ
その気配が
私の生きる糧となる
やがて
しおれたスズランが
白い花を落とし
水面に揺れるとき
私はスズランの船頭となって
ゆりかごのように
波を渡る
そしてわたしは気付くだろう
揺れるあなたの胸の中に抱かれながら
この波が
私の生まれる前から
一刻でさえ
離れることなく
私を抱き守り続けてきたことを
私は
偉大なる赤子となって
あなたの胸に
顔をうずめる
永遠の、片思いの思い人?
あるいは、神?
ぐるりと廻って、自分自身?
どれであっても、同じ。
そういうことかもしれません。
すばらしい詩と絵画作品と成りましたね。感謝感激!
そこで稚拙ご容赦返歌で^す^;;
∞∞☆
涙星
聖母の慈愛
さざなむ星
スズラン舟の
鈴の音永久に
[なみだぼしせいぼのじあいさざなむほし
すずらんぶねのすずのねとわに]
真鹿子(まかこ)
∞∞☆
ご笑納いただけましたら幸いでございます。
鈴蘭には聖母の涙という意味合いもあるそうですが、
心の旅 スズラン舟と
聖母慈愛の涙星は
永久に一体
スズラン舟は聖なる鈴の音奏者であり
スズラン舟の光跡(航跡)は
言葉にはならない不立文字絵画
不思議ですね
絵画の
輝きを帯びている
2つの岩のような造形には
神さまもお目見えですが、
さながら無限次元の入口であるかのように
極めて直近でありながら深遠
色々な不思議像も湧き上がってきて、
のしてんてんさん新境地展開への
息吹きが感じられます。
驚嘆像も湧き上がって来ましたよ
わたくしも驚嘆で^す^
見つめ会う2つの輝く岩
何故かトムとジェリー風ユーモラスでもありますね
生死を超える未生以前からの宿縁
2個体一体の宿縁なのでしょうか☆
いつも有り難うございます
今日も善き日をお過ごしくださいませ^ね^♪
ほんとうのところ、誰だかわかりません。
即興で
浮かぶ言葉を並べたのもです。
自分の頭からひねり出すのではなく、
なるべく外からやってくる言葉をつかまえる。
そんな詩ですね。
鉛筆の代わりに言葉で描いた絵かな??
頭から離れれば、己に近づく。
ありがとうございます。
どちらかと申しますと、私の絵は己を見つめる道具のようなもので、人様に何か伝えるというのは二の次のような感覚を持っておりました。
もちろんそう思う背景には、自分を救えない絵が、ひと様の役に立つはずがないという思いがあるからなのです^が^
そんなわけで、絵の感想を頂けるのはうれしい限りです。
聖母の涙
ありがたく頂戴いたします。
今宵もよい夢が訪れますよう、願って^お^り^ま^す^