のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

風の足音

2015-07-02 | 物語 のしてんてんのうた

風が吹いていました

ふんわりと風に乗ってお空の散歩

のしてんてんはシャボン玉になりました

虹色がのしてんてんを包んでゆっくり動いて行きます

白い雲が東の空を通りすぎます

のしてんてんの身体の上にも同じ雲が写っています

その雲の足元に黒い小さなゴマ粒が見えました。

のしてんてんがゴマ粒を見ていると

それは白いカモメだったのです。

いつ白から黒に変わったのか気付きませんでしたが、のしてんてんはそんなことより、カモメに挨拶をしなくてはと思ったのです。

カモメは挨拶代りに、チョンとくちばしで虹色ののしてんてんをつつきました

するとのしてんてんははじけて、カモメのお腹の中に入ってしまったのでした。

 

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