空間の中に素粒子が浮かんでいます。
無数の素粒子が集まって一つの集団が生まれます。
集団をつくる素粒子同士が引き合い、一つのかたまりが出来ると、その周りを取り囲むように空間が広がります。それを人のスケールの場から見ると、人間や鳥や花というように、それぞれが1なる存在として現れているのです。
ヒトは、宇宙の空間を取り込んで、自分の体の領域をつくります、素粒子同士が引き合って個体をつくり、その内側にに特殊な空間をつくり上げるのです。
私達は自分の身体を限りにして、内側と外側という二つの空間の中に生きているのです。
水面に浮かぶ泡、あるいはシャボン玉をイメージしてみましょう。私達の体はこの泡のようなものです。水の膜を隔てて、シャボン玉は内と外の空間を持っています。
シャボン玉の内側の空間は、外の空間と同じものが取り込まれているだけですが、私達の体は違います。何億のもの細胞、その何兆倍もの素粒子が相互に関係する複雑なエネルギーが取り込まれている空間なのです。
合掌して時間の流れを閉じて、自分の中を瞑想してみましょう。
自分の中に何を感じますか。
目を開けると、外側の世界が見えますね。
何度か目を閉じたり開けたりして、そのたびに切り替わっている自分の感覚に気付いてください。
目を開けると、私達は世界を見ることが出来ます。その媒体はなんですか?光ですね。
目を閉じると、あなたは自分の内なる感覚に出会います。そこに働いているのは意識に他なりません。
光は外側を照らし出し、意識は内側を照らし出す。
私達はこの二つのエネルギーの中で生きており、世界と自分を認識しているのです。
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