自分を大切に思う者ほど自己嫌悪に陥ることが多いように思います。
嫌悪、自己否定の代償は大きな苦悩です。
そんな時、迷いの中で私たちは何を信じ、どこに向えばいいのでしょうか。
そんな時こそ私たちに必要なものは、手に触れられる実感と現実です。
最も確かなことは、何でしょうか。
それはただ一つ。自分は今ここにこうして生きているということです。そしてまさにこの苦悩を味わっているという現実です。そこに本当の救いがあると私は考えるのです。
苦悩から逃げないで、味わい尽くす。
すると苦悩の意味が見えてきます。自分を否定している心を愛してやるのです。
自己否定は、心が一生懸命よい人間になろうと思って傷ついているのがわかります。
一生懸命いい人間になろうと頑張っている心を抱きしめてやるのです。
すると見えてきます。
いい人間になろうと思う健気な心が、できないことに張り付いて、手を離せないでいる自分の姿です。
自己嫌悪がやってきたら、頑張ってるねと自分の心をほめてやったらいいのです。
そして、その心を自分の出来ることに向けると、突然大きな至福がやってきます。
自分の心を認めることで、いのちのあるべき本当の道に立ちかえるのです。
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