空体と身体
人間は認識の新たな方法(概念)を習得するだけで世界を大きく変える。
その認識の進化をあらためて見ると次のようになるだろう。
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①植物の世界 0次元
認識の概念を持たないために、今いる点だけが世界になる。
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②モグラの世界 1次元
世界は一本のつながった線であるという認識。線の概念は前と後ろしかない
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③犬の世界 2次元
二本の線で世界を見る認識。交わる二本の線の概念は世界が平面であることを知らしめる
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④鳥の世界 3次元
3本の線のひろがりを認識する。三本の線の概念は立体の世界を見せてくれる
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⑤人間の世界 四次元
三次元に時間の概念を加えて認識する。物質が時間と共に変化していく世界を知らしめる
⑥新人類の世界 五次元
四次元にスケールの概念が加わって、はじめて人類は空間を世界として認識するようになる
五番目の新たなスケールの概念は空間を認識するための概念となる。
そこでは四次元世界の常識が覆るだろう
四次元世界では、未来はまだ存在せず、過去はすでにない。
それを五次元の概念で眺めれば、過去も現在も未来も同時に存在しているのだ。
自分の過去は素粒子のスケールにある空間のことであり、
自分の未来は大宇宙のスケールにある空間のことになる。
すなわち現在を含めた三つの世界は
今も実在する空間のことであると分かるのである。
人間が生まれる最初の一滴が素粒子だと考えると
そこからビックバンに匹敵する膨張で
素粒子を取り込み
受精卵が胎児に成長する
そして成人した人間を取り巻く空間は
過去となった空間を
スケールの中で
確かに実在しているのである
空間は物質をその体内に浮かべている
それをスケールの概念でみれば
人間はこんなふうに見える
素粒子の浮かぶ空間が在って、
その空間は同時に無数の素粒子の集まった人体を浮かべている。
その人体を引き付けている天体(地球)を同じ空間が浮かべていて
その空間はさらに巨大な物質の構造物を包み込んでいる。
スケールの概念は
そんな空間の姿を世界の中にあらわにするのである。
すなわちそれが空体なのである。
自分の身体を浮かべている
切り離せない私の半身なのである。
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