明日から始まる恒例の新春グループ個展「邂逅展」の準備が面白かった。
邂逅展はグループ展ですが、今までと違って趣旨が斬新なので少し説明します。
グループ展と言えば、複数の作家が集まって一つの展覧会をするというものです。当然展示の雰囲気は統一されるのですが、邂逅展は作家が与えられた壁面を使って個展をするという考え方で行います。各作家は個展の案内状を独自で作成して招待します。与えられた壁面を使って自分の思い通りの展示を行います。てんでばらばらの展示になりますが、それがかえって生き生きとした雰囲気だと好評のグループ個展です。
さて、コロナ禍の中、家人には感染に十分気をつけなさいという厳命を受け出発。緊張して出かけましたが、しかし電車の中は予想以上にゆったりとした雰囲気で、人も少ない。
いつもは賑わっている奈良駅から見る三条通もこの通りでした。
会場に到着。これをコロコロ引っ張ってやってきました。
全員マスク姿で黙々と自分の壁面を準備し始めます。
私も早速梱包を開けていきます。10号キャンバス20枚。
保護紙をはがし、壁掛けの位置を決めて作品を壁に並べていきます。
一枚一枚、壁にピンを打って掛けていきます。
ほぼ完成です。
他の連中はと、やっと周りに意識が向きます。皆頑張っていました。
飾り終えた作家三澤さんと作品をパチリ。
お返しに私も写してもらった。マスクを取り忘れてる。
今回は打ち上げなし。終わったものから三々五々帰っていく。
私は持参したおにぎりを奈良駅のガランとした待合室で頂きました。
帰宅午後三時。展示飾りつけの日に、こんな時間に帰れたのは私の歴史上はじめてでした。皆と飲めないけれど、これもゆとりがあっていいものだなあと、実感。コロナで教えられたことです。
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