(さあ、心を覗いてごらん)
瞑想絵画展に、きて頂いた意客様と、昨日、気付いたら5時間もお話をさせてもらいました。
我がパーソナルギャラリーのすぐそばの建築工事現場で働く警備員さんです。
仮にMさんとしますが、そのMさんは、工事が始まった去年の今頃から、ずっと現場の交通警備をされている警備会社の派遣員さんです。
アトリエからよく現場が見えますので、Mさンもよく見かけておりましたが、車がとらないときには、側溝の掃除をしたり、ゴミを回収したりして、何かしら体を動かしている。隣接する団地の住人とも、親しく会話され、子供たちに取り巻かれて話をしているところを何度も目にして、いつも感心させられておりました。
アトリエに向かう途中、Mさんに呼び止められ、展覧会は10時から5時ということだが、仕事があっていけないが、5時からではダメでしょうかと問われましたので、大丈夫ですよと答えました。
するとその日の5時過ぎに、Mさんが来られたのです。
それから5時間、ふたりで夕食とらず、お茶とお菓子だけで、絵を観ながら話し続けた次第。
これを書き始めましたのは、Mさんのお話をみなさんにも伝えたいと思ったからです。
警備員のプロ意識といいましょうか、とにかく私は感動いたしました。
Mさんの仕事ぶりは、冒頭に書きましたが、おかげで周りがきれいになっているのを感謝してお礼を言いましたら、こんな話をされたのです。
私ら警備員は、現場からも地域からも低く観られていますが、それは違うというのです。
単に言われた仕事だけをしていればいいというのではなくて、安全に工事が進むようにするのが私らの仕事。ですから、ゴミ回収や、住民の方とのコミュニケーションは、余計なことをしていると思われがちで、(上司もそういう眼で見るときもあります)が、しかしそうすることで感謝され住民の心が柔らかくなって、工事でかけている迷惑にも快く理解されて動いてくれる。これが警備の一番の目標であり仕事だということでした。つまり、結果交通整理の職務が果たせるし、互いに気持ちよく工事が進められ、安全が保たれるのだそうです。
Mさんはこんなことも言われました。
警備に使う赤旗や警備棒を私は使いません。と、
道具を使うのはわかりやすいのですが、それは一種の命令形なんですね。ですからMさんはいつも手だけで支持をだすのだそうです。目と目を見て、お願いする。それが大事なのだと話されました。
旗は命令形。なる程と、私は感心しました。
余計なことをしているとよく、上から言われるのですが、最後には感謝されます。
それが生きがいですねとMさん。そんな笑顔が素敵でした。Mさんは本職を退職後の第二の人生に選んだ仕事だということでしたが、これがプロ意識なのだと、感心するばかりでした。
展覧会の詳細は のしてんてん瞑想絵画展 でご覧ください。
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