(山の頂きに伸びる、ある温泉街の夜景)
今日は半日、絵も描かずに、時間をつぶしてしまいました。ユウチューブが原因です。
アルファ碁(機械)対プロ棋士の第4局をつい最初から見てしまったのです。人間3連敗のあとの一戦。諦めない人間の強い姿が浮き彫りになりました。やった!!!ね。
前半、解説者も、解説できないくらいの強さを見せた機械が、人間の打った妙手に、悪手を連発して、素人並みの愚考で自滅しました。
イ、セドルは中盤まで押され続けて、持ち時間を使い切り、ハラハラの連続。まさに背水の陣の最後に踏みとどまって妙手を放った。その精神力は素晴らしいものでした。
囲碁をこんなに、最初から最後まで見てしまったのは初めてでしたが、本当に素晴らしいドラマを見せてもらいました。
先に言っておきますが、私は囲碁は全くわかりません。しかし囲碁というのは絵として楽しめるし、ある程度理解できるんですね。それなりに満足しましたよ。それをのしてんてん流に解説しますとこんなふうになります。
前半、押され続けながら進み、盤面に「花」の一文字が現れた頃には、解説者の話では、機械が大差で勝っているという状況でした。そこからセドルが長考して時間を使い切りました。打つ手なく押されて、半ばで時間さえ使い切る。もうダメか。悲壮感が漂う中、彼は花の中央下の赤点に石を打ちこんだのです。それがすべてでした。あとはコンピューターの総崩れ、大逆転です。まさに神の一手というべきでしょうか。
というより、こんなこと書くつもりじゃなかったのですが・・・、言いたかったのは人間の智慧のことで、この対戦はそのテーマを紐解く試金石になるとの思いからでした。
しかし今日はどうも、横道にそれすぎました。本題は次回に持ち越します。
ただ一言だけ付け加えると、機械と人間の最も大きな違いは、この対戦の中にはっきり表れているのです。そしてその違いこそ、人間の心を読み解くおおきなヒントを与えてくれるのです。
まさに人間は素晴らしい、奇跡の生き物なのです。
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