(チラシも出来ました)
浄土真宗本願寺派 浄光寺本堂で三回目の個展、明日(9日)~明後日(10日)、いよいよ開催です。
以下再掲
のしてんてん絵画は、心を描くというコンセプトでほぼ40年続けてまいりました。表現手段を単純にするため、シャーペン一本だけという形にしたのは、30年前。 表現には不自由な分、心に線だけを感じていればいいという利点が、長く続けられた理由だと自分では思っています。
鉛筆の線だけで心を描くという行為は、寺院の空気になじむのかもしれません。最初のかかわりは1999年真言宗全興寺の御住職との出会いからでした。
その頃私は、鉛筆絵画を開眼させてくれた師を失って、方向性を見いだせないまま、がむしゃらに自分の心との格闘を繰り返していたように思います。その時御住職から、この寺で10年修行のつもりで個展をするよう勧めていただいたのです。
10年の瞑想絵画展 は私にとって大きな救いとなりました。個展の最終年に、御住職は「空間を描けるようになりなさい」と10年個展の卒業に際して目標を授けてくれたのです。
それから10年近く私の空間考は続きました。
3年前、その思いをまとまった作品に仕上げたいと思えるようになり、その構想を近所にある浄土真宗浄光寺の御住職にお願いしたところ、快諾いただきました。
心の世界の象徴として「浄土」と命名。1年がかりでM30号16枚の組作品に仕上げ第1回のしてんてん絵画奉賛会となったのです。「浄土」の生まれた経過は組作品「浄土」でごらんいただけます。
翌年は、浄土真宗の救いの象徴、阿弥陀様を、私なりに解釈した絵を作成。
そして本年は、最終回として、救われる側である人の心の姿を展示してみたいと思っています。
空間の絵が出来たら、
全興寺御住職にお会いしたい。
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