欲望が苦悩を作り出す。
それがはっきり見えるようになった。
理念思考、理性を作り出す思考だが、その思考に実現不可能な欲望を送り込むと苦悩のエネルギーが現れた。そしてその欲望を消してやると同時に苦悩が消える。
私はようやくそんな実験を自分の心の中で行うことが出来るようになったのだ。
苦悩は全身を緊張させ、思いが一点に集中する。マイナスイメージがあふれてくる。負の理念思考が . . . 本文を読む
理性と感性、この二つが人の心の柱になっている。
そして苦悩のすべては理性の作り出す世界からやってくる。
苦悩を取り除くには理性を鎮めなければなない。
私の中に、何か・・・・説明のつかない変化が起こっている。
理性と感性の絡まりあった根っこが、突然解けてスッと二つに分かれた。そう言えばいいだろうか。
切って血の出るのは感性の方だ。生きている。
そして理性は道具だ。
その絡まって解きほぐ . . . 本文を読む
私は・・・・・でない。 私は・・・・・である。
この二つの考え方は似ているが、実は天と地ほどの違いがある。
肯定は理念思考が満足しているために本来の自分である感性をそのまま受け入れ、生かすことが出来る。
しかし否定は、理念思考が満足していないために、様々な障害を引き起こす。理念思考がパニックを起こし、感性を押し殺すことが多いいのだ。
理念思考が満足しないとどういうことが起こるのか。様々なこ . . . 本文を読む
今草引きをしている場所。
白いビーチで、今ここが一番草の茂ったところだ。
遠めのビーチはほとんど草を引き終えたが、ここで手間取っているうちに新しい芽が拡がり始めている。ふと、賽の河原が思い浮かぶ。
なぎさに伸びる横の線は、日曜の台風に打ち寄せた漂流物。あそこまで波が押し寄せた。 . . . 本文を読む
昨日おかれていた手紙が今日もそのまま残っている。
帰り際、私は予め書いてきた返信をその横に置いた。
6月から始めた草引きで大方の除草は出来た。遠めには白い濱が蘇った。
1.5キロのマーブルビーチを一人でやるには大きすぎる。大きな草の群生から追っていって端まで行くともう最初の場所に草が伸びている。
今引いている場所も、2度目の除草作業だ。花の側から見れば、見事な群生である。
マーブルビーチ . . . 本文を読む
いつものように草引きをして夜が明けた。
帰り際、すぐ脇にメッセージがおかれているのに気付いた。
「草を抜かないでください。ピンクの花が咲きます」
一瞬、ドキッとしたが、見ていると、無関心の世の中にひとつの健気な勇気のようにも思えた。
明日返信を、濱においておこう。
「マーブルビーチにはびこる雑草のすべてに可愛い花が咲きます。
この花を向かいの草原に移植させま . . . 本文を読む