2012年作品(心のかたち)
先日、田村慶子陶展8th「よりしろ」に出逢ったことが、私の心に変革をもたらしたと書きましたが、その状況は今も続いています。
心の状態は水物、明日何が起こるか分かりませんので、あくまで私の一人旅通信として、お付き合いください。
「よりしろ」の表現しがたい形と出逢ったとき、私は5年前に描いた心の世界を思い出しました。
表題の写真もそ . . . 本文を読む
田村慶子 「よりしろ」
案内状に、
ささげるうつわ ー やどすかたち
という言葉が添えられている。
評論家のハル先生に紹介すると、こんな感想が返ってきました。
>不思議な作品ですね。
>陶器というよりは魂とか目に見えないものが形となったような。
>実物を見るともっとはっきりすると思います。
. . . 本文を読む
先日書きました田村慶子さんの作陶は私の心に大きな波紋を投げかけてくれたように思います。
正直、そのひたむきな、形の追求に動かされました。
人の生死観と心の流れが、自然に生まれてくるような、
それでいて、火に焼かれる激しさを内に秘めている覚悟がある。
そんな造形に嫉妬を感じたほどです。
眼で焼き物の表面をさわっていくと、
自分の心の中に . . . 本文を読む
いい展覧会があると聴き、行ってきました。
残念ながら作家さんと会うことが出来なかったのですが、ゆっくり観ることが出来ました。
作家の説明文がまず目につきました。
作家が「よりしろ」ということばに出逢ったのは、又聞きですが、
陶芸のお師匠さんが亡くなったとき、荼毘に付す前に奥様が手に土を握らせたら、それが . . . 本文を読む
2011/9記事の再掲(改訂)
辛い思いや苦い感覚から抜けられなかったら
チョットだけ自分の中を眺めてごらん
必ず時間に流されている自分が見つかるから
こうらなければ
あんなふうに出来ない
自分にちっともいい所がない
出来ない
足らない
認められない
ない
ない
ない
あなたは成長しなけれ . . . 本文を読む
ムべ様: 今ふっと思いました。絵を見せて頂くと楽しかったり、新鮮に感じたりします。そのとき、私は幸せを感じていることに気付きました。
折師様:「見るだけでしあわせになる、そんな絵が出来たら」 一生かける価値さえある、至高の目標、私はそう思います。
先日の記事にいただいたコメントには、触発されることがたくさんなりました。まずは御礼申し上げます。
上のご意見は、そんなお . . . 本文を読む
しあわせのかたち 感じることができるから 見ることもできるはず 見るだけでしあわせになる そんな絵が出来たら どんなに素晴らしいだろう
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唐突ですが、虫の苦手な人は、今日はここまでにしてくだ . . . 本文を読む
草引きをしていて
草の強さに感動ることがある
それは弱いものの中にある強さを見たときに起こる
かれらの姿は、何のてらいもなくただ存在してる。
この一株一株はみな自らのいのちを全うしようとしている。
中には塩分の苦手なものもいるだろう。
しかしそこに種が落ちた以上、それ以外の真実はない。
かれらはその真実を完璧に受け入れてこの浜に根を下ろす。
&n . . . 本文を読む
間﨑学(GAKU)のナウイズム
この絵は穂高連峰にそびえるシャンダルムと呼ばれる3000mを超える針の先のような山だ。
自分で歩いた風景を克明に描く。
他人の写真からおこすのではなく
あくまで己の眼で見たものだけを描く。
しかもこの絵は
はがき大の厚紙の上に油絵の具で描いたもの。
ご覧になっているモニターの大きさによっては、実物より拡大されてい . . . 本文を読む
何のために絵を描くのか
そう考えたとき
私は、感性の喜ぶ空間を創るという答えに行き着きます。
今回の私の体験は、
そんな道筋の中で動いたことでした。
つまり感性に向かうということが私の創作の常なのですが、
それが極度に、思考が感性の側に入り込んでしまったのではないかと思います。
作品は駄作で終わりましたが、
それは大した打撃ではありま . . . 本文を読む