徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

ブラタモリ発 新作落語 「山名屋浦里」

2015-11-26 17:19:19 | 音楽芸能
 3年前に放送されたブラタモリの「江戸の盛り場 ~吉原編~」のロケの時、タモリが現地で聞いた話をもとにした笑福亭鶴瓶の新作落語「山名屋浦里」がネットで話題となっている。ブラタモリの放送では紹介されなかったが、こんな話だそうだ。
 吉原一の花魁、山名屋の浦里は侠気に富んだ人で、しがない田舎侍の江戸妻になりすまし、窮地を救うといった人情噺のようだ。
 もともとは、江戸時代後期の吉原に実在した妓楼扇屋の花扇(はなおうぎ)という花魁の実話だそうだが、ヒロインを「明烏夢泡雪(あけがらすゆめのあわゆき)」で広く知られている山名屋の浦里に置き換えたようだ。落語の花魁ものといえば「盃の殿様」「明烏」「紺屋高尾」「幾代餅」など古典落語の定番の一つとなっているが、この「山名屋浦里」もいつかは古典の一つになるかもしれない。
※右の絵は、歌麿の「扇屋の花扇」

 牛深で古くから唄われている俗謡「牛深三下り」にも「浦里 嘆けば みどりも嘆く もらい泣きする 明烏」という「明烏夢泡雪」の一節がある。



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