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縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

漢の舟、「ブッチャー」!・・・ペットボトルで沈没防止

2013年09月23日 00時15分38秒 | 日本海縄文カヌープロジェクト

 

このところSUP(スタンドアップ・パドル・ボード)は脇に置いて、シーカヤックばかり乗っている。

しかし只で貰った舟だけあってかなりのオンボロ。

屋外に長く放置されていたようで、FRPが劣化してグラスファイバークロスが露出しているし、ハッチ類が紛失しているので波を被ったり沈すると水が容赦なく入ってくる状態。

だから波の高い日には緊張するし、沖に出ると怖い。

糸魚川市周辺には、相談できるシーカヤック専門店が無く、ネットで調べても10年以上も昔のアメリカ製カヤックで、現在はモデルチャンジして適合するハッチカバーが入手できないので困っていた。

こんな時の味方が百均やホームセンターのブラブラ歩きで、俺の脳ミソがフル稼働を始める。

窮すれば通ずだ。
近所の百均でいいモノみっけ!
 

ハッチに百均のビニール製テーブルクロスを二重に被せて、自転車の荷台ゴムで巻いて固定!
これで二百円!!


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直径20㎝の小さなハッチにはテーブルクロスが足りなくなったので、自宅の家庭菜園で使った培養土の空き袋を被せた。
自転車の荷台ゴムが百円!!!
安っ!!!!


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船首ハッチはご覧の通りの培養土の袋が被せてあるので、なんだかアブドラーザ・ブッチャーみたいだ。

ブッチャー同様、傷だらけのカヌーだから、いっそのことブッチャーって命名!

 

恰好悪いが、なんとか恰好が付いた(ヘンな表現)

それでも俺は慎重なので、万が一の浸水に備えて空のペットボトルを集めてハッチから船内に入れた。

2Lのペットボトルは20キロ分の浮力があるそうなので、船首にペットボトルを9L分、船尾には10L分のペットボトルを入れたから、合計190キロの海水が入っても沈没しないという理屈だ。
 

ペットボトルは、ビニール袋に積めてあるので、出し入れが簡単だ。

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早速カヤックを海に出して転覆させてみたら、取合えず浸水しなかったので大成功!
浅瀬で転覆させたカヤックから抜け出す「脱沈」の訓練を開始した。

これで沖に安心して出られる。


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新品のシーカヤックを買ったばかりの仲間にメールしたら、「カッコイイ、これぞ漢の舟ですね!」って褒めてくれた。

金が無くて新品が買えないだけだが、モノは言い様だ。