高校の美術部時代の麻績先輩は、今でも糸魚川の石や海を画材にして絵を描き続けている。
これまでは名前も知らない雑多な石を描いていたが、画材としてヒスイ原石も欲しいというので「ぬなかわヒスイ工房」に遊びに来てくれた。
何十万円もするヒスイ原石を手にする麻績先輩は、高校時代から変わらぬナイスガイ。穏やかで優しい先輩だった。
工房に訪れてくれた人には、長者ケ原遺跡や親不知を案内する事が多いが、原石が欲しい人には近所にある「小さな糸魚川ヒスイ原石館」へご案内。
ここはヒスイ好きの吉田雅紀さんがサラリーマン時代から集めた各種の鉱物を展示した私設のミュージアム。
右が館長の吉田さん。こんな雰囲気でコーヒーを飲みながらヒスイ談義ができる。
定年後に自宅ガレージを改装してオープンして、今や全国から鉱物マニアが集まる情報交換の場となっているのだ。
もちろんヒスイ職人さんも集まる憩いの場。
初対面のお客さん同士が拾った石の鑑定をし合ったり、売買も出来るので糸魚川名所の一つとなっている。
値段が付いている原石は購入可能。加工用に購入するならプレートになった原石がお勧め。
ショーウインドウの中には、ヒスイを始めとした糸魚川の石のコレクション。
入館料200円でコーヒーのサービス付き。
糸魚川市中央2-13-11(℡025-552-3621)
木・金・土日の10時~17時まで営業。
糸魚川駅から徒歩10分ほどなので、糸魚川市に遊びに来るならお一見の価値ありますよ。