30年来のバックパッカー仲間の浅草の友人が、けんか祭りの見物に来たので観光案内。
彼は子供のころから三社祭りに参加してきた祭り好きなので、東京の神社とは異質の古色蒼然とした天津神社の佇まいに感動していた。
天津神社と併催されている奴奈川神社は、我が産土のぬなかわ姫を祀る由緒ある式内社なのだ。今時、珍しい茅葺がお国自慢。
桟敷と舞楽の準備が整い、祭りの準備が着々と進んでいた。
普段は欄干のない石舞台も、祭り用に艶めかしく飾られている。奉納される舞楽は国指定民俗重要無形文化財。
富山との県境に位置する親不知に案内したら、折しも断崖からせり出した桜が満開。
海風に吹かれて花びらが散っていた。
沖に目を移すと、東に向かうイルカの群れ・・・これぞ瑞兆。
明朝午前0時に太鼓が打ち鳴らされ、戦いの口火が切られる。