高校の時に初めてヨットに乗って、風の力だけで波を切ってグイグイと進む驚きは、海が世界に繋がっていることを実感できる素朴な驚きでもあった。
夏の日に夕陽を追って沖に出る至福・・・聴こえるのは波を切る音だけだ。
このところ帆走熱がぶり返して、暇があればネットで中古艇を探してしまうが、どんな艇が糸魚川に向いているかを考えると・・・。

天才ヨットデザイナー横山晃さんがデザインした「アクアミューズ」はカヌーにもなるヨットで、鹿児島から北海道まで縦断航海した人もいる名艇。やっぱりこれかなぁ。
この艇は波を被っても自然排水されるデザイン、180度転覆しても簡単に復元できる浮沈構造、しかも自重はたった25キロしかないので、独りでカートップ可能。
シーカヤックではド根性がいる親不知までの日帰り航海も、鼻歌を歌いながら可能で、実際に高校時代に私にヨットを教えてくれた師匠は、帆走専用のシーホッパー艇でやっているそうな。
欲しいけど問題は置き場所なのです。
高校の時までなら家の裏の浜に置きっぱなしにして、好きな時に乗れたのだが、海岸浸食で浜がなくなっった現在は無理。
昔のヒスイ海岸を知らない人は信じられないだろうが、子供の頃は野球できたんだけどねぇ。
シーカヤックで釣りをしているのは長野県人ばかりで、地元の若者は面倒臭いからと海で遊ばなくなっている。
もったいないよう。