すっかり忘れていたのだが、二年前に投稿した「笑う岩偶」をモデルにした石笛の写真がでてきて、われながら斬新な作品だ!と笑った( ´艸`)

あの当時は地味で不人気な色のヒスイの活用がマイブームで、艶消し研磨してから線刻する土偶モチーフを連作していた。

額の孔はペンダント仕様の孔だけど紐をはずすと吹くことができ、量産品の石笛よりいい音がする。

奇をてらったデザインと笑うなかれ。ちゃんとオクターブ半の音域があるので、名人クラスなら楽曲演奏もできる。

石なのに柔らかく、温かみを感じる質感を目指しております。これぞ芭蕉先生の仰る「造化」ではないか?
「艶消し研磨」と「切削傷や研磨傷がのこっている艶が出てない研磨」をいっしょにしてもらっては困る。似て非なる異次元の技術差なのだぞ(笑)