先日ペンタックスK-30を使った赤外線カラー写真が、まあまあ良い感じに仕上がったので、他のカメラではどのような仕上がりになるのか、OLYMPUSミラーレス機で試してみました。オリンパスのミラーレス機は手振れ補正機構が備わっているので手持ちでの赤外線写真には好適と考え、OLYMPUS OM-D E-M1を使用しました。赤外線フィルターはWratten filter No.89Bを使いました。前回のペンタックスK-30と同様にカラースワッピングを行い、赤外カラー画像を得ましたが、仕上がりはかなり違った結果になりました。
OLYMPUS OM-D E-M1+G 20mm F1.7 ASPH(Wratten filter No.89B使用)
いろいろ補正かけてみましたが、色の分離があまりきれいにできず、全体に単調な画像になってしまいました。OLYMPUSの他の機種でも同様の結果でしたので、センサー前のローパスフィルターの性能による差なのかもしれません。
また、ソニーのミラーレス機(NEX-3N、α33)でも試してみましたが、同様の条件で撮影しようとすると露光時間が秒単位になってしまい、手持ちでの撮影は無理でした。これらのソニー機は赤外域の感度がかなり低く、赤外線写真には向いていないようです。