いままで三瓶温泉は地元民向けの「亀の湯」には行ったことがありますが、観光のガイドブックにも載る「鶴の湯」には時間の都合で訪れたことがなかったため、先日ようやく機会を得て入ってきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/04/9471e1472827cd346caae5e1cc132786.jpg)
小さな温泉街の真ん中に位置する「鶴の湯」。玄関脇の銘板には「源泉掛け流し」という文句が併記されており、否が応にも期待に胸が膨らみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/bb/4ab65e9a4e268d1559b182c0402cbf6b.jpg)
観光客にもオープンにされている存在なので、てっきり管理されている方が常駐しているのかと思いきや、中に入ってみると無人でした。自分で券売機で料金を払い、その券を誰もいない受付カウンターの上に置かれている箱に投入します。奥のほうには休憩室(お座敷)があるんですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/1d/bc20a6a9dd9631d991313bee99e3e344.jpg)
脱衣所の入口上には「湯まぜ」と書かれたデカい杓文字のようなものが掲げられていました。東日本で言うところの「湯もみ棒」でしょうね。でも三瓶温泉ってそんなに熱かったっけ? なお室内は狭くて実用一辺倒といった造りです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/b8/648acb7bfc47f44cb8f9821380752137.jpg)
浴室には浴槽がひとつ。室内には冬季以外は非加熱の掛け流しで源泉を使用している旨が記された説明プレートが、デカデカと掲げられています。源泉温度がぬるいが、そのまま手を加えずに供用しているんだから、その点は理解してくれ、というエクスキューズなんでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/d7/cfe14b72f3b47dcba2e78182fcfbe8b4.jpg)
洗い場には一応カランが2基設置されていますが、この施設には給湯設備が無いため水しか出ません。
そこで活躍するのがこの掛け湯の甕。VU75の塩ビ管から源泉がドバドバ出ているので、これを汲んで掛け湯なり上がり湯なりに使うわけです。塩ビ管の口には布が巻かれていますが、固形物を漉し取るためのものでしょう。お湯の出方が不規則で、ドバっと出たり止まったりするのですが、これは自噴ゆえの現象なのか、あるいはポンプが不調なだけなのか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/63/28c1bc630fc1620ae458e75237ade7dd.jpg)
浴槽のお湯は橙色に強く濁り透明度はほぼゼロ。強い炭酸味+柔らかな塩味+金気+出汁味、強い金気臭+油のような匂いが感じられます。これだけ濃く濁るということは沈殿もしっかり発生しているわけでして、浴槽内の段や底に手を着くとオレンジ色に染まっちゃいます。先ほどの「湯まぜ」棒は沈殿を掻き混ぜるための物なのかもしれません。
浴感はこの手のお湯によく見られるギッシギシな肌触りで、炭酸味は強いものの気泡の付着は見られませんでした。訪問時は既に寒い時期でしたので浴槽のお湯は加温されており、40~1℃くらいでした。浴槽上の岩のオブジェから注がれるお湯はぬるくて少量なので、浴槽内のどこかに加温用配管があるはずなのですが、濃い濁りのため探り当てることはできませんでした。
燃料節約のためにあまり加温していないのでしょうが、ぬる湯好きな私にとっては寧ろその方がありがたく、トロットロのお湯にじっくり長湯することができました。炭酸のパワーなのか、ぬる湯でも湯上りは全身ポカポカで、体の芯から温まるような実感を得られました。
上述の通り、浴槽のお湯は冬季には加温されるものの、それ以外は非加熱です。でも浴槽にお湯を張ったばかりですと、しばらくは源泉温度をかなり下回る状態が続くので、お湯がしっかりオーバーフローされ温度も落ち着き始める午後2時以降の入浴が宜しいかと思います。三瓶周辺はこの手の濃いお湯にたくさん出会えるので、湯めぐりするには楽しいところです。
ナトリウム-塩化物温泉 38.5℃
(詳細は分析表は確認できず)
島根県大田市三瓶町志学932-1 地図
12:00~20:00(冬季は14:00~)
300円
貴重品ロッカーあり、他の備品類無し
私の好み:★★★
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/36/281789a32a160bbf2eccd2574b0370f2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/04/9471e1472827cd346caae5e1cc132786.jpg)
小さな温泉街の真ん中に位置する「鶴の湯」。玄関脇の銘板には「源泉掛け流し」という文句が併記されており、否が応にも期待に胸が膨らみます。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/bb/4ab65e9a4e268d1559b182c0402cbf6b.jpg)
観光客にもオープンにされている存在なので、てっきり管理されている方が常駐しているのかと思いきや、中に入ってみると無人でした。自分で券売機で料金を払い、その券を誰もいない受付カウンターの上に置かれている箱に投入します。奥のほうには休憩室(お座敷)があるんですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/19/5728aec7f0473bcce3d8b147cdb4dde7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/1d/bc20a6a9dd9631d991313bee99e3e344.jpg)
脱衣所の入口上には「湯まぜ」と書かれたデカい杓文字のようなものが掲げられていました。東日本で言うところの「湯もみ棒」でしょうね。でも三瓶温泉ってそんなに熱かったっけ? なお室内は狭くて実用一辺倒といった造りです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/b8/648acb7bfc47f44cb8f9821380752137.jpg)
浴室には浴槽がひとつ。室内には冬季以外は非加熱の掛け流しで源泉を使用している旨が記された説明プレートが、デカデカと掲げられています。源泉温度がぬるいが、そのまま手を加えずに供用しているんだから、その点は理解してくれ、というエクスキューズなんでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/d7/cfe14b72f3b47dcba2e78182fcfbe8b4.jpg)
洗い場には一応カランが2基設置されていますが、この施設には給湯設備が無いため水しか出ません。
そこで活躍するのがこの掛け湯の甕。VU75の塩ビ管から源泉がドバドバ出ているので、これを汲んで掛け湯なり上がり湯なりに使うわけです。塩ビ管の口には布が巻かれていますが、固形物を漉し取るためのものでしょう。お湯の出方が不規則で、ドバっと出たり止まったりするのですが、これは自噴ゆえの現象なのか、あるいはポンプが不調なだけなのか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/63/28c1bc630fc1620ae458e75237ade7dd.jpg)
浴槽のお湯は橙色に強く濁り透明度はほぼゼロ。強い炭酸味+柔らかな塩味+金気+出汁味、強い金気臭+油のような匂いが感じられます。これだけ濃く濁るということは沈殿もしっかり発生しているわけでして、浴槽内の段や底に手を着くとオレンジ色に染まっちゃいます。先ほどの「湯まぜ」棒は沈殿を掻き混ぜるための物なのかもしれません。
浴感はこの手のお湯によく見られるギッシギシな肌触りで、炭酸味は強いものの気泡の付着は見られませんでした。訪問時は既に寒い時期でしたので浴槽のお湯は加温されており、40~1℃くらいでした。浴槽上の岩のオブジェから注がれるお湯はぬるくて少量なので、浴槽内のどこかに加温用配管があるはずなのですが、濃い濁りのため探り当てることはできませんでした。
燃料節約のためにあまり加温していないのでしょうが、ぬる湯好きな私にとっては寧ろその方がありがたく、トロットロのお湯にじっくり長湯することができました。炭酸のパワーなのか、ぬる湯でも湯上りは全身ポカポカで、体の芯から温まるような実感を得られました。
上述の通り、浴槽のお湯は冬季には加温されるものの、それ以外は非加熱です。でも浴槽にお湯を張ったばかりですと、しばらくは源泉温度をかなり下回る状態が続くので、お湯がしっかりオーバーフローされ温度も落ち着き始める午後2時以降の入浴が宜しいかと思います。三瓶周辺はこの手の濃いお湯にたくさん出会えるので、湯めぐりするには楽しいところです。
ナトリウム-塩化物温泉 38.5℃
(詳細は分析表は確認できず)
島根県大田市三瓶町志学932-1 地図
12:00~20:00(冬季は14:00~)
300円
貴重品ロッカーあり、他の備品類無し
私の好み:★★★