(2021年8月訪問)
昨年(2021年)の夏、地獄釜みたいな東京の猛暑から逃げ出したくなった私は、7月につづき8月も草津温泉へ向かったのでした。8月訪問時お世話になったのは、以前拙ブログでもご紹介した「極楽館」です(以前の記事はこちら)。大正時代に開業した老舗で、2011年からは素泊まり専門の宿として生まれ変わり今日に至っています。こちらでは3つある浴室全てが貸切利用するスタイルを採用しており、他のお客さんに気兼ねすることなく落ち着いて入浴することができます。また食事については温泉街にある多くの飲食店でカバーできるのみまらず、館内にもレストランが併設されていますので、素泊まりとはいえ実質的には宿の中で食事を摂ることも可能です。そんなこんなで何かと便利なこの「極楽館」で一泊お世話になりました。
1階の「カフェ・スパ・ノイエポスト」でチェックインを済ませた後、ちょっと急な階段を上がってお部屋へ向かいます(館内にはエレベータがありません)。
今回通されたのは3階のこのお部屋。明るい角部屋の和室で、ひと通りの設備は備わっており、Wifiも使えて便利です。
なお今回の私の訪問目的は避暑だったわけですが、もちろんエアコン無しで快適に過ごすことができました。
窓からは西の河原通りを見下ろせます。この日も、通りの途中にあるお店で買った食べ物を口にしながら歩く観光客や、どこかの旅館に泊まっている浴衣姿の宿泊客が、湯畑へ西の河原へとひっきりなしに通りを往来していました。
館内には宿泊者用共有スペースがあり、温泉街にあるコンビニで買ってきたお弁当を電子レンジで温めて、ここで食べることもできますが・・・
今回の宿泊で私は旅館内のレストランで夕食・朝食ともお世話になりました。
上画像は夕食時に2階「ノイエ・ポスト・ダイニング」でいただいたカレードリアです。ドイツ語で店名が表記されているこちらのお店は欧風カレーやソーセージ、そして各国のビールなどがいただける洋食屋さん。私はカレーやチーズが大好きなので、両方が一度に味わえるカレードリアは正に大好物。この他ビールと、ビールに合うようなソーセージの盛り合わせも注文。ちょっとしたドイツ気分を楽しめました。客室側の廊下からスリッパを履いたまま店内へ行けるので便利です。
翌朝は1階「カフェ・スパ・ノイエポスト」でモーニングセットのサラダとベーコンレタスサンド、そしてコーヒーを注文しました。シャキッとしたレタスに自家製ドレッシング、そしてジューシーなベーコン、それら全てが美味。
一般的に温泉旅館に泊まると、どうしてもボリューム過多な和食のオンパレードになり、たまに飽きてしまうこともありますが、このように館内にあるレストランを任意で利用でき、かつ洋食がいただけるので、いつもと違う温泉旅館の旅を楽しむことができ、とても利用価値が高いかと思います。
さて、次回記事ではお宿ご自慢の源泉「大日の湯」が張られているお風呂を取り上げます。
次回記事に続く。