peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

椿「白妙(しろたえ)」

2008年02月05日 | Weblog
「世界の椿館・碁石」のツバキ(椿)「白妙(しろたえ)」
 2008年1月17日




2008年1月17日(木)、大船渡市末崎町字大浜にある「世界の椿館・
碁石」の大温室内に、白い花を咲かせた「白妙(しろたえ)」という
名の椿が展示されていました。





椿「白妙(しろたえ)」ツバキ科 ツバキ属
Camellia japonica'Shirotae'
花:宝珠~千重咲き、小~中輪、11~4月咲き。富山産。咲きはじめ
は愛らしい宝珠咲きで、後にゆっくりと開いて千重咲きとなる。北陸
では珍しい早咲きで、冬も雪の中で咲くという。樹は横張り性で、葉
柄は短くて多毛。富山市郊外の民家の栽培種から選抜し、1980年に富
山雪椿同好会代表の竹内実氏が命名し、発表した。ユキバタツバキ系。

誠文堂新光社発行「日本ツバキ・サザンカ名鑑」(日本ツバキ協会
・編)には、下記の通り記載されています。
 白妙(しろたえ)Shirotae 富山 [花]白色、咲き始めは宝珠咲き、
のちに千重咲き、小~中輪、12~4月咲き。[葉]長楕円、中形、波曲。
[樹]横張り性。[来歴]富山市郊外の民家の栽培種から選抜。1980年に
竹内実の命名・発表。

椿「鋸葉椿(のこぎりばつばき)」

2008年02月05日 | Weblog
「世界の椿館・碁石」のツバキ(椿)「鋸葉椿(のこぎりばつばき)」
 2008年1月17日





2008年1月17日(木)、大船渡市末崎町字大浜にある「世界の椿館・
碁石」の大温室内に、葉がノコギリ(鋸)に良く似た「鋸葉椿(のこ
ぎりばつばき)」という名の椿が花を咲かせていました。




椿「鋸葉椿(のこぎりばつばき)」ツバキ科 ツバキ属
Camellia japonica'Nokogiriba-tsubaki'
花:一重、椀~平開咲き、中輪、3~4月咲き。 柊葉椿(ひいらぎば
つばき)より葉の幅が広く、葉質が薄く、鋸歯が細かい。花は紅色。
ルーペで雌しべを覗くと、花柱基部に細毛があるので、無毛の「柊葉
椿」と区別できるという。江戸後期の「草木錦葉集」(1829)に「米
幸今桜葉(こめこういまさくらば)」の名で記されるものが本種と推
測されているとのこと。ヤブツバキ系。

誠文堂新光社発行「日本ツバキ・サザンカ名鑑」(日本ツバキ協会・
編)には、下記の通り記載されています。
 鋸葉椿(のこぎりばつばき)Nokogiriba-tsubaki 江戸
[花]紅色の一重、平開咲き、筒しべ、小輪、3~4月咲き。[葉]楕円、小形、
葉縦は鋸の歯を思わせる変り葉。[樹]横張り性、枝は細い。[来歴]1829年
の「草木錦葉集」に載る。米幸(こめこう)今桜葉が本種と思われる。