peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢) 2009年2月7日

2009年02月07日 | Weblog
平泉町のオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢) 2009年2月7日





2009年2月7日(土)、岩手県教育委員会、岩手大学などの主催
による「第9回平泉文化フォーラム」が、西磐井郡平泉町立平泉
小学校体育館で、午前10時~午後4時の日程で開催されました。
妻がぜひ聞きたいというのでお供しましたが、午前中だけつき
あって午後からは写真撮りをしました。
オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)が、ルリ色の花を咲かせ
始めていました。



オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)ゴマノハグサ科 クワガタソウ属
veronica persica
ヨーロッパ原産の2年草。日本には明治初期に渡来し、今では
道ばたや畑などに全国的に広がっている(帰化植物)。茎は根
もとで枝分かれして横に大きく広がる。
葉は卵円形で1~5㎝の柄があり、縁には鈍い鋸歯がある。茎の
下部では対生し、上部では互生する。上部の葉のつけ根に直径
7~10㎜ほどの花を1個ずつつける。花柄は1~2㎝あり、花冠は
ルリ色で美しい。花は日が当っているいるときだけ開く。
花期:2~5月。果実は球形で、和名のように犬の陰嚢に似ている。

オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)&タンポポ(蒲公英)

2009年02月07日 | Weblog
一関遊水地記念緑地のオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)
 2008年4月2日







2008年4月2日(水)、一関遊水地記念緑地(公園)に行きました。
ここには、いろいろな品種の桜が沢山植えられていますが、四季桜
や十月桜、冬桜ぐらいしか咲いていませんでした。「染井吉野」の
開花までは後半月くらいかかりそうに見えました。園内のあちこち
で「オオイヌノフグリ」の群落が花を咲かせていました。







一関市東山町長坂の「オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)」
 2008年2月1日





2008年2月1日(金)、一関市東山町長坂字里前にある「名水20選」の
「大清水(おおすず)」の近くに曹洞宗の善龍寺があります。その寺の
南側の土手に毎年ほかよりも一足早く咲く「福寿草」があるので、見に
行ってきたのですが、すぐそばに「オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)」
の花が咲いていました。



一関市東山町のオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)
&タンポポ(蒲公英) 2007年1月9日










2007年1/9(火)、一関市東山町長坂字里前の「岩手の名水20選・
大清水(おおすず)」の近くにある瀧澤山善龍寺に福寿草を見に行
ったとき、日当たりのよい土手に「オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)」
と「タンポポ(蒲公英)」が咲いていました。
これらの花は、例年、冬の期間もよく見かけるのですが、今冬は例年
になく暖かい日が続いているために余計目立つようです。





オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)ゴマノハグサ科 クワガタソウ属
 Veronica persica
ユーラシア、アフリカ原産の2年草で、日本には明治時代に入ったと
いわれているが、今では全国に広がっていて、畑や道ばた、石垣など
に生えている。

茎は根もとから枝分かれして、横に大きく広がる。葉はほとんどが
互生し、長さ7~18mmの卵状広楕円形で、縁には鈍い鋸歯がある。

ふつう3~5月、上部の葉のつけ根に直径8mmほどのルリ色の花をつけ
るが、花は日が当たっているときだけ開く。果実の形が犬のフグリ
(陰嚢)に似ているのでこの名がある。
果実は2個の球がくっついたような形で、仲間の「イヌノフグリ(犬
の陰嚢)」より平たい。





セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)キク科 タンポポ属
 Taraxacum officinale
タンポポ(蒲公英)は春を代表する花であるが、葉や根は古くから
食用や薬用にされたといわれている。
別名の「たな(田菜)」と「フチナ(縁菜)」は、古名。 タンポポ
属の学名「タラクサクム(Taraxacum)」は、苦痛を癒すという意味に
由来するとされる。

タンポポは世界に約400種あり、日本には「カントウタンポポ(関東
蒲公英)」「シロバナタンポポ(白花蒲公英)」など約20種が自生し、
「セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)」「アカミタンポポ(赤実蒲公英)」
の2種が帰化している。

「セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)」は、ヨーロッパ原産の多年草で、
明治時代に北海道で野菜として栽培されていたものが逃げ出したといわ
れているが、今では都市周辺で見かけるタンポポのほとんどがセイヨウ
タンポポで、古くから日本に自生していたものを駆逐する勢いである。

在来種の花期がふつう3~5月であるのに対し、セイヨウタンポポは
ほぼ一年中開花する。(最盛期は3~9月)

頭花は直径3.5~5cmで、頭花の基部にある緑色の総苞片の一番外側が
蕾のときから反り返っているのが特徴。日本産のタンポポで反り返って
いるものはないので、これで区別できる。

いずれも日当たりの良い所に生え、晩秋に柔らかい羽状の根出葉を放射
状に出して地面に張りつき(ロゼット)、冬を越す。通常は春に葉腋から
中空の花茎を数本伸ばし、頂に黄色い花を1個つける。茎の高さは環境に
よって異なるが、5~40cm。

果実は灰褐色~褐色で、白い冠毛のついた種子は落下傘のように風に乗っ
て飛ぶ。セイヨウタンポポによく似た「アカミタンポポT.laevigatum」も
ヨーロッパ原産で、果実が赤みを帯びる。