peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

シェフレラ・アルボリコラ(通称:ホンコン・カポック) 

2009年02月03日 | Weblog
伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターの
シェフレラ・アルボリコラ(通称:ホンコンカポック)
 2009年1月29日









2009年1月29日(木)、宮城県栗原市若柳にある伊豆沼・内沼
サンクチュアリセンター
に行きました。
この施設は、湖沼周辺に生息する野鳥と植物を紹介する施設で、
野鳥の様子を目近で観察できます。
伊豆沼・内沼は、鳥や魚、昆虫、水草など、生き物たちの格好
の住みかとなっています。その価値は国際的にも認められており、
ラムサール条約(湿原の保存に関する国際条約)登録湿地となっ
ています。




サンクチュアリセンターの内部には、ガン(雁)やハクチョウ
(白鳥)などの剥製が沢山展示されていました。
 また、鉢植えのシェフレラ・アルボリコラ・ホンコン
(通称:ホンコン・カポック)
が花を咲かせていま
した。





シェフレラ・アルボリコラ・ホンコン
ウコギ科 シェフレラ(フカノキ)属
schefflera arboricola cv.Hong Kong
シェフレラ(フカノキ)属 Schefflera 常緑の低木または小高木。
生長が早く寒さに強く、手入れが簡単で育て易いので人気の
高い観葉植物である。葉は互生し、多くは掌状複葉で、葉柄
は長い。茎頂に総状花序または円錐花序をつける。

シェフレラは園芸では、総称名で「カポック」という通称で
長く親しまれている観葉植物ですが、実はカポックとはパンヤ
科の別の植物Ceiba pentandraの英名。シェフレラ・アルボリコラ
というのが正式な名前です。

シェフレラの仲間は、熱帯アジア、オーストラリア、ニュー
ジーランド、ハワイ諸島に約150種が分布しますが、アルボリコラ
は台湾や中国南部原産の低木で、多くの品種がある。
和名はヤドリフカノキで、フカノキに着生するという意味。熱帯
ではほかの木に寄りかかって高く伸びることがあるとのこと。

葉は小葉7~10枚の掌状複葉で、厚く鈍い光沢がある。花は
白黄色で目立たないが、果実は黄色から赤紫色に熟し美しい。

ホンコンcv.Hong Kongは、アルボリコラの品種の中でも最も
一般的なもので、小葉が円みを帯び肉厚で、葉柄が短く葉が広め。
ホンコン・バリエガタ(斑入りホンコン)cv.Hong Kong Variegataは、
小葉に不規則な黄色の斑が入るホンコンの黄色斑入り品種。
レナタ cv.Renataはホンコンの実生変異で、
コンパクトで、葉先が浅く2~3裂し、円頭となる。
ウェヌロサ S.venulosa
インド原産の小高木で、葉は8~9枚の小葉がある。

ホンコンカポック/シェフレラ

2009年02月03日 | Weblog
中国・長春空港のフイリホンコンカポック
2007年6月4日



中国・長春空港には予定通り、現地時間14:40~14:50時頃到着。
(日本時間では15:40~15:50時)。航空会社に預けた手荷物を受
け取ったりして、2階の待合室へ。

2007年6/4(月)、ルックJTBの「浪漫紀行 中国人気都市をめぐる
北京・西安・桂林・上海・蘇州8日間の旅」では、「長春」は目的
地に含まれていない。しかし、仙台空港から北京空港への直行便が
ないのか、長春空港を中継して北京に行かざるを得ないようである。

長春空港から北京空港へ行く飛行機は、現地時間18:20発(中国南方
航空公司 CZ6141)。出発まで3時間ぐらいもある。航空会社に預け
る荷物(トランク)の手続きをまとめて添乗員さんに依頼したので、
何もすることがなく、待合室の椅子に座す。北京着は20:15時(日本
時間では21:15時)

あまりに退屈なので、本屋さんの棚にある本をめくってみたりしま
したが、漢字で印刷されているのに、ほとんど理解できませんでした。


レストランがある所に緑色の鉢植えが見えたので行ってみたら、
「フイリホンコンカポック(斑入り)」でした。
「ホンコンカポック」は、台湾や中国南部(東南アジア熱帯雨林気候
区)が原生地ですから、こちらが本場なのですね。




退屈まぎれに待合室にある広告などを写してまわりました。






今回の中国旅行でお世話になるCZ(中国南方航空公司)のサービスカウンター







ホンコンカポック/シェフレラウコギ科 シェフレラ属
Schefflera arboricola cv.Hong Kong Variegata
「シェフレラ属」は、世界の熱帯、亜熱帯地方に約15種ある
常緑高木あるいは低木。葉は濃緑色、互生で単葉もあるが、
多くは掌状葉で複葉である。

カポック(ヤドリフカノキ)Schefflera arboricola
台湾、中国南部(東南アジア熱帯雨林気候区)原産の常緑低木
または高木。高さは3~5mに達し、良く分枝する。茎は初め緑
色で後に灰褐色色になる。細い気根も多く出す。

互生する掌状葉は小葉の長さが5~10cm、幅2cm、濃緑色で光沢
があり、7~8枚つく。原生地では岩石上または大樹に着生して
生育するという。耐寒力が強く0℃以下にも耐え、また耐乾性、
耐陰性もある。

ホンコンカポック Schefflera arboricola cv.Hong Kong
アルボリコラの園芸種でカポックに似るが、葉柄が太く、各
小葉も肉厚で丸味をもち株全体ががっちりとしている。葉の
長さは原種とほぼ同じである。

光沢のある濃緑色の厚い葉を広げた姿が傘に似ているところ
から、イギリスでは「アンブレラツリー」と呼ばれている。
一般には「カポック」の名で親しまれているが、パンヤ科の
カポックとは異なり、ヤツデと同じウコギ科に属する。

フイリホンコンカポック Schefflera arboricola cv.Hong Kong
 Variegata
ホンコンカポックの斑入り種で、
他はホンコンカポックに準ずる。