peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

カルガモ(軽鴨)

2009年02月12日 | Weblog
平泉町「観自在王院跡」のカルガモ(軽鴨)
 2009年2月7日







2009年2月7日(土)、西磐井郡平泉町平泉の毛越寺(もうつうじ)
の隣にある特別史跡・名勝「旧・観自在王院庭園」に行ってみました。
藤原基衡夫人が建立したと伝えられている「観自在王院」があった所で、
舞鶴が池を中心に荒磯様の石組み、洲浜、中島、池の北岸には大阿弥陀
堂跡、小阿弥陀堂跡があります。現在は、復元整備が行われて史跡公園
として憩いの広場になっています。
この日は、「舞鶴が池」でカルガモ(軽鴨)たちが40羽ほど羽根を
休めていました。近づくと逃げてしまうので、なかなか気に入った写真
が撮れませんでした。









カルガモ(軽鴨) Spotbill Duckカモ目 カモ科
Anas poecilorhyncha
特徴:体長は60㎝(成鳥)ほどで、雌雄、若鳥共ほぼ同色。
足は赤橙色。嘴は黒く先は黄色で、最先端に黒斑がある。
頭と過眼線、頬から目の下に至る線は黒褐色。眉斑と頬は、
白いものから淡褐色のものまで個体変異が多い。頸と胸は淡
褐色。上面と、胸側からの体下面は黒褐色で、淡色の羽縁が
ある。頭と下雨覆の白、他の部分のツートンカラーがはっき
りしている。翼の上面は、翼鏡は青く、翼鏡をはさんだ2本の
線と三列風切は白い。嘴の色は遠くからでも目立つ。

成鳥雄は、雌よりも体が少し大きく、顔の羽色が雌よりも
はっきりしていること、上・下尾筒が雌より濃いことなどで
わかるが難しい。
時期:留鳥または冬鳥。北海道では大部分が夏鳥。環境:
湖沼、河川、池、沿岸海域、港、水田地帯など。

行動:日中休息し夜間に活動するのがふつうだが、近年生息
数が増えてきた市街地の川や公園の池などでは、日中でもよ
く採食する。植物の種子などを食べる。市街地から山地の水
辺近くの草地に、枯れ草や枯葉で皿形の巣を作り、産座には
自分の腹部の羽毛を敷く。

鳴声:「ゲェ ゲェ ゲェ…」とテンポの速い尻つぼみの声や
、「ゲエ ゲエ ゲエ」とゆっくりしたテンポで鳴く。いずれの
声もマガモの声に似ている。
雄は求愛ディスプレイのとき「ピィッ」と小さな声を出す。
[山と渓谷社発行「山渓ハンディ図鑑7・日本の野鳥」より]


椿「参平椿(さんぺいつばき)」

2009年02月12日 | Weblog
世界の椿館・碁石の椿
「参平椿(さんぺいつばき)」2008年12月25日



2008年12月25日(木)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字
大浜280番地1)の大温室内で、鉢植えにされた椿
参平椿(さんぺいつばき)」が花を咲かせていました。



「世界の椿館・碁石」のツバキ(椿)
「参平椿(さんぺいつばき)」2008年1月17日




2008年1月17日(木)、大船渡市末崎町字大浜にある「世界の椿館・
碁石」の大温室内で、鉢植えにされた「参平椿(さんぺいつばき)」
という名の椿が花を咲かせていました。




椿「参平椿(さんぺいつばき)」
ツバキ科 ツバキ属Camellia japonica'Sanpei-tsubaki'
花:一重、ラッパ咲き、中輪、12~4月咲き。愛知産。桃~濃桃地
の白覆輪花に、紅の幅広い縦絞りがわずかに入り、弁脈も明瞭な明
るい感じの花。愛知県半田市の茶人で愛椿家・小栗参平氏の遺愛の
品種。原木は小栗家にあったが、移植時に枯れ、今はその挿し木苗
が大きく育っているという。名は参平翁にちなんで、1968年に華道
家・安達式挿花家元の安達潮花氏が命名したとのこと。ヤブツバキ系。

誠文堂新光社発行「日本ツバキ・サザンカ名鑑」(日本ツバキ協会
・編)には、下記の通り記載されています。
 参平椿(さんぺいつばき)Sanpei-tsubaki 愛知 [花]紅地に白覆輪の
一重、ラッパ咲き、筒しべ、中輪、12~4月咲き。[葉]長楕円、中形。
[樹]横張り性、強い。[来歴]知多半島半田市の小栗恒六邸に原木がある。
1955年頃に命名・発表