peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ガジュマル(榕樹)

2009年02月24日 | Weblog
岩手県立花きセンターのガジュマル(榕樹)
2009年2月14日







2009年2月14日(土)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町
六原字頭無2-1)本館のすぐそばにある「研修温室」に
植えられているガジュマルが若い実をつけていました。
イチジクの仲間なので、花はこの実のように見える
「花嚢」の中に入っているそうです。





ガジュマル(榕樹)クワ科 フィクス(イチジク)属
Ficus microcarpa(retusa)
東南アジアから沖縄・小笠原(東南アジア熱帯雨林気
候区)にかけて多数分布する常緑高木で、25m以上に
もなる。
幹や枝から多数気根を出し、その気根が絡み合って太い
幹を形成する。老木になると、高い枝から多数の気根が
垂れ下がって、地面まで届き、まるでジャングルのよう
なムードになる。
また、ほかの木の上で発芽したものが、気根を伸ばし、
やがて元の木を気根で包み込み、締め殺してしまうこと
もよくあるという。

葉は長さ5~10㎝ぐらい、肉厚で光沢があり、葉柄は短
い。(同一種の中でも葉の大小、形などの個体差がある。)
花期は春。花は直径1㎝ほどの花嚢の中に入っている。
果実が熟すと紫褐色になる。

我が国でも九州(屋久島以南)、沖縄、小笠原に多数
分布し、庭園樹のほか、防風樹としても利用されている。

巨木を容易に移植できるので、ビルの吹き抜けなどの
グリーンインテリアとしても利用されているという。
太い幹を挿しても容易に活着するので、大鉢の木物(ぼ
くもの)として人気がある。整枝を繰り返すことで枝が
密生するので刈り込みにも向いている。

若葉が黄色のオウゴンガジュマル(黄金ガジュマル)
がある。中国名は榕樹