peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

「千厩秋の山野草展」のツルコケモモ(蔓苔桃)

2010年11月04日 | 植物図鑑

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2010年10月17日(日)、千厩野草会(会長・金野昌敏)主催の「千厩秋の山野草展」が、千厩ショッピングモール・エスピア(一関市千厩町千厩字東小田)で開催中だったので、見に行ってきました。会員が丹精込めて育てた山野草が100鉢以上展示されていましたが、それらの中に、赤く熟したヒメリンゴのような実を沢山つけたツルコケモモ(蔓苔桃)と思われる植物が1鉢だけありました。

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ツルコケモモ(蔓苔桃) ツツジ科 スノキ属 Vaccinium oxycoccus

ツルコケモモ属Oxycoccus quadripetalusとする説もある。別名:クランベリーCranberry。北ヨーロッパ、北アジア、北アメリカ北部など、北半球の寒い地域に分布。日本では北海道、本州(中部地方以北)の寒冷地の高層湿原に生える常緑小低木(灌木)。茎は細く、直径1.5㎜ほどで横に延びる。茎は所々から根を出してミズゴケの上を這い、先端部は立ち上がって、直径1㎝ほどの可憐な花を開く。葉は5~10㎜、つぶつぶで固く、ツガ(栂)に似ている。葉は秋には赤褐色に紅葉する。

 7月に淡いピンク色の花を咲かせる。花冠は4裂し、背面に反り返って錨型となる。花は細く毛深い茎の先につき、ダークピンクで紫色の穂がある。秋に実る果実は、小型の植物でありながら、植物体の大きさにふさわしくない大きさの(直径1㎝ほど)ヒメリンゴに似た実で食べられる。和名は、「蔓」のような枝、「苔」のような性質、「桃」のような実がなる植物という意味。

「コケモモ(苔桃)Vaccinium vitis-idaea」は、北海道、本州の高山帯の日当たりの良い岩場に生える常緑小低木(6~7月開花)で別の植物。

http://www.hana300.com/turuko.html [蔓苔桃(ツルコケモモ)]

http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/ericaceae/tsurukokemomo/tsurukokemomo.htm[ツルコケモモ(ツツジ科 スノキ属)]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%82%B1%E3%83%A2%E3%83%A2 [ツルコケモモ:フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%AA%E3%83%BC [クランベリー:フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)]

http://www.reluck.com/genki_kirei/tsurukokemomo.html [ツルコケモモ:効果効能・選び方]


「千厩秋の山野草展」のヘンリーヅタ

2010年11月04日 | 植物図鑑

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2010年10月17日(日)、千厩野草会(会長・金野昌敏)主催の「千厩秋の山野草展」が、千厩ショッピングモール・エスピア(一関市千厩町千厩字東小田)で開催中だったので、見に行ってきました。会員が丹精込めて育てた山野草が100鉢以上展示されていました。それらの中にヘンリーヅタと思われる植物が、アメリカヅタと書かれて展示されていました。

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ヘンリーヅタ ブドウ科 ツタ(パルテノシッサス)属 Parthenocissus henryana

中国原産の落葉蔓性低木。高さ6mあまりにも伸び、吸盤のついた巻きひげで吸着しながら伸びる蔓植物で、耐寒性は強く、秋には紅葉して、その後は落葉して越冬する。5小葉に別れる掌状葉で、小葉は楕円状卵形、新葉は鮮緋色、その後暗赤緑色に変わり、成葉は深緑色になり、葉脈に沿って銀白色の模様が入る。葉の裏面は紫色ないし紫緑色を帯びる。秋には美しく紅葉する。用途:鉢植え(小~中鉢)、花壇、壁面緑化、グランドカバー。

栽培管理:性質は強健で半日陰の適潤地に向いている。強い日光が当たると葉色が悪くなる。気根を出して壁面を這い登って行くので、放任のままでもよく生育する。春から初秋の生育期は2ケ月に1回程度緩効性肥料を施す。生育が旺盛なので不必要な部分をこまめに剪定すると、よく分枝して密なカバーになる。鉢植えは明るい室内で管理することもできる。繁殖は挿木。適期は休眠枝挿しで2~3月、緑枝挿しで5~6月。

http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-k/naiyou/henrytuta.htm [ヘンリーヅタ]

http://www9.plala.or.jp/mosimosi/green/others/henryzuta.htm [ヘンリーヅタ]

http://mellpapi.exblog.jp/11883006/ [メルと歩けば:ヘンリーヅタ]

http://www.engei.net/Browse.asp?ID=29140 [ヘンリーヅタ 3~3.5号ポット2株セット]

http://item.rakuten.co.jp/ogis/874/ [楽天市場:ヘンリーヅタ:おぎはら植物園]


「千厩秋の山野草展」のクジャクシダ(孔雀羊歯)/クジャクソウ(孔雀草)

2010年11月04日 | 植物図鑑

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2010年10月17日(日)、千厩野草会(会長・金野昌敏)主催の「千厩秋の山野草展」が、千厩ショッピングモール・エスピア(一関市千厩町千厩字東小田)で開催中だったので、見に行ってきました。会員が丹精込めて育てた山野草が100鉢以上展示されていましたが、それらの中にクジャクシダ(孔雀羊歯)/クジャクソウ(孔雀草)が2鉢だけありました。マルバアイ、ダイモンジソウとの寄せ植えとダンギク、ダイモンジソウとの寄せ植えでした。

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クジャクシダ(孔雀羊歯) ホウライシダ科 ホウライシダ(アディアンツム)属 Adiantum pedatum

別名:クジャクソウ(孔雀草)。英名:Northern maidenhair fern,five-finger fern,American maidenhair。夏緑性の落葉多年草(シダ植物)。葉の枝分かれに特徴があって、それぞれに羽状複葉になった枝(羽片)を扇のように広げた姿がクジャク(孔雀)の尾羽を思わせるのが名前の由来である。また、新葉の頃に小葉が赤く色づくことがあり、美しい。山野草として栽培されることがある。

茎は地下にあってやや横に這う。茶色の鱗片が密生し、多数の葉を密につける。葉柄は細くて硬く、表面には光沢がある。長さは15~45㎝、基部には鱗片がつく。葉は長さ15~25㎝、幅が30㎝にもなり、非常に横に広く広がった形で、いわゆる鳥足状になっている。地面から伸びる葉柄の先端部から左右に横枝が伸び、それに1回羽状複葉の葉が並んで、全体としては扇を広げたような形になる。これは、羽状複葉の葉の、一番下の枝が左右に伸び、その枝につく小羽片がこのような形になったもので、元々は又状仮軸分岐であると考えられている。この分枝を<strng></strng>偽又状分枝ということもある。

軸は細くて硬く、黒褐色の艶がある。小葉は薄くてやや硬く、幅広い扇型をしている。新芽は紅紫色を帯びるものと淡緑色のものとがある。ソーラス(胞子嚢群)は小葉の裏の縁に並ぶ。夏緑性で、冬にはすべての葉が枯れる。春の芽出しは非常に美しい。

分布:日本では北海道、本州に広く分布し、四国と九州では一部で見られる。国外ではヒマラヤから東アジア、北アメリカに分布し、遺伝的には若干の分化が見られる。普通、やや明るい森林内の地面に出現する。時には岩の上に出ることもある。その姿が美しいことから古くから栽培され、山野草として好まれる。

栽培管理:性質強健。春に芽が伸び始める前に株分け、移植。栽培は簡単で、比較的土を選ばない。なお、地方変異や特殊なものも少なく、乱獲もあまり受けていないので、野生のものもよく見かけられる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%80 [クジャクシダ:フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)]

http://www.botanic.jp/plants-ka/kujasi.htm [shu(^^)Homepage,クジャクシダ(Adiantum pedatum)]

http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-k/naiyou/kuzyakusida0.htm [クジャクシダ]

http://homepage.mac.com/n_yoshiyuki/hana/kujakusida.html [クジャクシダ(孔雀羊歯)]