peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市山目のイチョウ(銀杏・公孫樹)

2010年11月09日 | 植物図鑑

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2010年11月8日(月)、そば処・直利庵バイパス店(一関市山目字中野32-1)に行きました。この店は、磐井川に架かる「磐井橋」から一関警察署(国道4号線)方面に真っ直ぐ120mほど進んだ所にあるのですが、いつもおいしい蕎麦を食べさせてくれます。だから、蕎麦が食べたくなると時々この店に行きます。駐車場が広くて車を置くのに便利だから、ほとんどはこの店にします。この日は店の前の道路沿いに街路樹として植えられているイチョウ(銀杏・公孫樹)の葉が、とても奇麗に黄葉していました。

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イチョウ科 Ginkgoaceae:中国に1属1種がある落葉高木で、雌雄別株。現在は世界の温帯に庭園樹、街路樹、盆栽樹として、またギンナン(銀杏)を食用として栽培される。種子は多肉質の組織に囲まれる。

イチョウ(銀杏・公孫樹) イチョウ科 イチョウ(ギンクゴ)属 Ginkgo biloba:南中国に1種が自生する落葉高木。古い時代に渡来し、社寺の境内や街路樹として広く植えられているので、神社や寺の境内などによく大木が見られる。高さ45m、直径5mぐらいになる。樹皮は灰色で厚く、縦に割れ目ができる。時に乳といわれる気根が出ることがある。

葉は幅5~7㎝の扇形で中央に切れ込みがあるが、ほとんどないものもある。秋には美しく黄葉する。花は4月頃咲く。雌雄別株。雄花は尾状で淡黄色。雌花は緑色で長い柄の先に裸の胚珠が2個ある。種子は直径約2.5㎝の球形で9月頃成熟する。外種皮は黄色で悪臭がある。白くてかたい内種皮がいわゆるギンナン(銀杏)で食用にする。

品種は多く、食用の藤九郎cv.Toukurou、白または黄色斑入りの品種オハツキイチョウvar.epiphylla、シダレイチョウcv.Pendula、茎から長い突起が出るチチイチョウなどが栽培される。外国では、秋の黄葉が美しいといわれる品種もある。

栽培:繁殖は実生、接木。用途:公園・街路樹、盆栽、碁盤、将棋盤。分布:中国原産。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

朝日新聞社発行 「週刊・朝日百科 植物の世界117」裏表紙の解説(木村陽二郎)より

イチョウ:中国大陸原産の落葉高木で、浙江省に今も自生しているというが確認されていない。1科1属1種の化石的植物である。日本では古くから、仏僧らによって寺院や神社の境内に植えられたため、巨木が全国に見られる。公害に強いため街路樹にもされる。中国や日本でよく植えられるが、欧米でも珍重されている。

果実は白っぽい丸い杏(あんず)形なので、漢名は「銀杏」。また、中国では、播いてから子孫の代に果実がなるために「公孫樹」とか、葉の形が先で分かれて、アヒルの脚に似るので、「鴨脚樹」などとも呼ばれる。「鴨脚」の発音「ヤーチャオ」を、日本では「イーチャオ」と聞き、さらにこれが「イチョウ」とされて和名になったという。

雌雄異株で、1896年、東京帝国大学の画工・平瀬作五郎が、小石川植物園の園内に今も聳えるイチョウの雌木(めすぎ)からイチョウの精子を発見し、同年の池野成一郎によるソテツの精子発見とともに、世界の植物学会を驚倒させた。

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=35826307&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:胆沢郡金ケ崎町・金ケ崎神社のイチョウ(銀杏・公孫樹)]


一関市東山町の冬咲きスプレーギク(菊)

2010年11月09日 | 植物図鑑

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2010年11月8日(月)、一関市東山郵便局(東山町長坂字町)のすぐ前につくられている花壇(畑の端)に植えられているスプレー菊(スプレーマム)が、花を咲かせ始めていました。「恋風車」Chrysanthemum 'Koifusya'という品種ではないかと思われます。

スプレーマム(Spray mum)クリサンセマム(Chrysanthemum):最初は切花用として開発されたが、最近ではその豊富な花色から、鉢花としても人気がある。「スプレー」とは霧吹きで吹いたように花がついているといった状態をあらわす。花径が4~10㎝で、1本の茎から5~10もの枝が出て、花が咲くものを総称して「スプレー菊」と呼ぶ。

スプレーマム「恋風車」Chrysanthemum 'Koifusya':切り花でも大人気の「風車シリーズ」の一つ。この系統はシックな花色が多いが、可愛いピンクのスプーン咲きマム(菊)。

デルフィニウムのような円錐状に花を咲かせるタイプはデルフィマムとして流通している。

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キク類キク科の宿根草。花期:10月中旬~11月上旬。適地:日なた/北海道南部以南。

秋に花をつける秋ギクと4~7月に花を咲かせる夏ギク、12~翌年1月に咲く寒ギクがあるが、一番多く栽培されているのが秋ギク。各地で菊花展が開かれて大いに賑わい、秋を彩る代表的な花になっている。

秋ギクの分類:趣味栽培に使われる観賞ギクと切り花や花壇に用いられる洋ギク、ポットマム、食用にできる食用ギクに大別される。

観賞ギクには次の品種がある。

大輪ギク(花径18㎝以上):花が盛り上がって咲く豪華な厚物(あつもの)、厚物と似ているが外まわりの花弁が長く外側に走る厚走り、花弁が筒状で細長い管物(くだもの)、握りこぶしのような花形の大掴み(おおつかみ)ギク、大きな花弁が一重または八重に開く広物(ひろもの)などがある。

中輪ギク(花径9~18㎝):江戸ギク(別名抱えギク)、丁字ギク、肥後ギク、嵯峨ギク、伊勢ギクがある。

小輪ギク(花径6㎝以下):一重、八重、丁字咲きなどいろいろな咲き方があるが、いずれも花径は6㎝以下。普通花壇に植えるが、趣味栽培としては盆栽や懸崖に仕立てる。

ポットマム:外国種の秋ギクで、花色は紅、桃、黄、白などがある。温室栽培用に作られた品種が多いので、露地で栽培すると長雨で病気が発生し育てにくい。鉢植えにして、日当たりのよい軒下で栽培する。[主婦と生活社発行「すてきな庭の 花づくり大百科」より

http://www.geocities.jp/heboen2/tanensou/kiku.html [キク/ポットマム]

http://www.rakuten.co.jp/gardensk/430279/437934/439680/463836/ [楽天市場:」スプレーマム図鑑(Spray mum)]

http://item.rakuten.co.jp/gardensk/c/0000001518 [楽天市場:花と緑の百花店>ポットマム、スプレーマム]