2010年10月17日(日)、国道284号線から蟻塚公園を経て、室根山へ行きました。道路脇にある蟻塚公園さわやかトイレのすぐ近くに、大きな木によじ登って紅葉しているツタウルシ(蔦漆)がありました。
ツタウルシ(蔦漆) 別名:ウルシヅタ。 ウルシ科 ウルシ属 Rhus ambigua
山地に生え、茎から気根を出して木や岩に這い上る落葉蔓性木本。葉は3出複葉で互生する。小葉は長さ約10㎝の卵形または楕円形で全縁。先は短く尖り、基部はくさび形で裏面の脈の基部に褐色の毛がある。若木の葉には粗い鋸歯がある。
5~6月、葉腋に長さ約10㎝の円錐花序を出し、直径約3㎜の黄緑色の花を開く。雌雄別株。花弁と萼片は5個で、雄花には雄しべが5個、雌花には5個の仮雄しべと子房が1個ある。
果実は核果で直径5~6㎜の扁球形で縦に筋がある。秋にはいち早く紅葉して美しいが、ウルシと同じように葉に触れたりするとひどくかぶれるので注意が必要。分布:北海道、本州、四国、九州、南千島、サハリン、中国、台湾。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]
ツタウルシ ウルシ科:つる植物の中では、最も美しく紅葉する一つ。崖やからまる大木の幹を彩る。葉は3小葉で、小葉多数のウルシとは似ても似つかないが、かぶれはウルシ以上と思われる。私にとっては日本で最も危険な植物。手痛い経験がある。崖地の植物調査で首に触れ、顔までかぶれた。果実は径5~6ミリ。[朝日新聞社発行「花おりおり 愛蔵版その五(湯浅浩史・文)」より]
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/7801123a82c686cb4e0ca716cc94bd84[peaの植物図鑑:ツタウルシ(蔦漆)の紅葉]