peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市街地のタチバナモドキ(橘擬)/ピラカンサ

2010年11月22日 | 植物図鑑

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2010年11月16日(火)、一関市末広一丁目の道路沿いにある民家の門口に植えられているタチバナモドキ(橘擬)が橙黄色に熟した実を沢山つけていました。

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ピラカンサ属 Pyracantha:ヨーロッパ南西部から主にヒマラヤ、中国、台湾などに7種分布する耐寒性常緑低木、ときに高木。主として果実の美しさのため栽培される。

ピラカンサ P.coccinea:和名トキワサンザシ。イタリアから小アジア原産で刺の強い常緑低木。コトネアスターと異なり葉縁に欠刻がある。散房花序に赤実をつける。花期:5月中旬~6月中旬。結実期:11~2月。樹高:2~3m。植え付け:3月中旬~4月、9月下旬~11月上旬。

栽培:日当たり、水はけのよい場所で、肥沃な土に植え付ける。新芽が伸びる前の2~3月に、長く伸びた枝を切り戻し、不要な枝を切り落として樹形を整える。剪定に強いので、思い切って小さくしても大丈夫。トゲがあるので、作業は手袋をして行う。梅雨時期には、新梢を切り戻して緑枝挿しができる。

古くから普通に植えられる種類に橙黄色の果実をつける中国原産のタチバナモドキP.angustifoliaがある。グラウンドカバー、庭木、生垣、鉢植え、盆栽に利用される。園芸品種に’ゴールデン・チャーマー’P.cv.Golden Charmer、’千代田紅’P.coccinea cv.Chiyodabeniなどがある。栽培:繁殖は実生、挿木で容易。果期:秋から冬。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&主婦の友社発行「色がわかる四季の花図鑑」より]

タチバナモドキ(橘擬) バラ科 ピラカンサ(トキワサンザシ)属 Pyracantha angustifolia

別名:ホソバトキワサンザシ(細葉常盤山査子)。中国西南部原産の常緑低木で、日本には明治時代に渡来した。高さは2~4m。葉は互生または短枝に束生し、長さ5~6㎝の狭長楕円形または狭倒卵形で革質。縁は全縁または腺状の鋸歯がある。葉の裏、萼、小花柄には灰白色の軟毛がある。

5~6月、葉の腋の散房花序に直径5~8㎜の白い花を5~10個開く。花弁と萼片は5個。果実は直径5~8㎜の平たい球形で橙黄色に熟し、先端に萼片が残る。和名は、果実の色や形がミカン科のタチバナに似ていることによる。葉の裏面に白い毛が多いのが特徴。用途:庭木、鉢植え、盆栽、花材。

ピラカンサ:というのは属名であり、一般には「ヒマラヤトキワサンザシ」、「タチバナモドキ」、「トキワサンザシ」、「タチバナモドキ」などをまとめて、「ピラカンサ」と呼ぶことが多い。。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]


一関市街地のアブチロン/フラワリング・メイプル

2010年11月22日 | 植物図鑑

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2010年11月16日(火)、両磐酒造(株)(一関市末広一丁目)の近くにある民家の玄関先に置かれた鉢植えのアブチロンが花を咲かせていました。

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アオイ科  アブチロン(イチビ)属 Abutilon:世界の熱帯、亜熱帯に150種ほど分布する常緑宿根草、低木、小高木。熱帯地では花壇、庭園、寒地では温室内で植栽するか鉢植えちする。本属は花に萼状総苞なない点がほかの属と異なる。現在は野生種より多くの交雑種の品種が栽培されることが多い。属名はギリシャ語の「牡牛」と「下痢」の2語からなり、この植物が家畜の下痢止めに薬効があるということに由来する。

アブチロン アオイ科 アブチロン(イチビ)属 Abutilon spp.

世界の熱帯~亜熱帯地方に自生する半耐寒性つる性常緑低木。つる長2~2.5m。赤いガク(萼)と黄色い花弁の対比が面白いウキツリボク(浮吊木:アブチロン・メガポタミクム) A.megapotamicumと、葉に黄色いスポット状の斑があり、赤い筋模様が入るオレンジ色の花を咲かせるキフアブチロン(黄斑アブチロン:アブチロン・ストリアツム)A.pictumが主に流通していたが、最近は赤や黄、オレンジ色など色鮮やかで、花径4~7㎝の大きな花を下向きに次々と咲かせる園芸品種も出回っている。

花期:3~9月、用途:鉢植え、庭植え。管理:暖地では庭植えも可能。春から秋は風通しと日当たりのよい戸外に置き、鉢土の表面が乾いたらたっぷり水やりする。月1回は緩効性化成肥料を置き肥する。日照不足では開花しない。寒さにやや弱いので、晩秋には日当たりのよい室内に取り込み、乾かし気味の水やりにし、生長が続くようなら液体肥料を施す。新梢を梅雨挿しできるので、高温期の立ち枯れ病に備えて苗をつくっておく。植え付けは翌春、(3月下旬~4月上旬)気温が安定kしてからにする。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓カラー名鑑・観葉植物」&西東社発行「知りたい花の名前がわかる 花の事典(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」&主婦の友社発行「色が分かる四季の花図鑑」より]

この画像に似た紅色のアブチロンには、ヒブリドゥム’オールド・ローズ’Abutilon×hybridum cv.Old Rose、ヒブリドゥム・’レッド・アシュフォード’A.×Red Ashfold、ヒブリドゥム’サテン・ピンク’A.×hybridum cv.Satin Pinkなどがある。

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=33513417&blog_id=82331[peaの植物図鑑:「世界の椿館・碁石」のアブチロン・ヒブリドゥム]