2010年11月14日(日)、奥州市文化会館(奥州市水沢区佐倉河)に行きました。この建物の北側や西側にある駐車場の周りに植えられている樹木の中にナナカマド(七竈)があり、橙赤色に熟した実を沢山つけていました。
ナナカマド(七竈) バラ科 ナナカマド属 Sorbus commixta
山地から亜高山に生える落葉高木で、紅葉と赤い果実が美しいので北海道や東北地方などでは街路樹や庭木としてもよく植えられている。高さは普通5~10mだが、15mになるものもある。。樹皮は暗灰色で細長い皮目がある。葉は奇数羽状複葉で互生する。小葉は4~8対あり、長さ3~7㎝のややゆがんだ披針形~長楕円状披針形で薄く先は尖る。縁には浅く鋭い鋸歯があり、両面ともほとんど無毛。秋は紅葉が美しい。
6~7月、枝先に複散房花序を出し、直径6~10㎜の白い小さな花が多数集まって咲く。花弁は円形で5個。雄しべは20個。花柱は3~4個。果実は直径6~8㎜の球形で、秋に赤く熟す。ナナカマドの売り物は橙赤色の果実と紅葉だが、白い花も清楚でなかなか良い。用途:庭木、街路樹、花材。分布:北海道、本州、四国、九州、アジア東北部。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&同「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]