peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市銅谷町のカンツバキ(寒椿)・シャンソネット

2010年11月27日 | 植物図鑑

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2010年11月26日(金)、BOOK OFF 一関市役所前店(一関市銅谷町3-1)の裏側にある道路を散策していたら、今を盛りと花を咲かせているカンツバキ(寒椿)と思われる植物を見つけました。写真を撮っていたら、通りがかったご婦人が「きれいですね!」と声をかけて行かれました。このカンツバキ’シャンソネット’Chansonetteという園芸品種ではないかと思います。

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サザンカ(山茶花) ツバキ科 ツバキ(カメリア)属 Camellia sasanqua

ツバキ(椿)より日本南部に分布し、九州から屋久島、種子島、奄美大島、沖縄、西表島(いりおもてじま)などに自生する常緑小高木。ツバキ(椿)とよく似るが枝が細く葉や花が小さく、新芽に毛がある点、また雄しべや花弁が束にならず、ばらばらである点などで区別できる。

ツバキと同じく多くの品種が育成されている。品種には秋咲き、寒咲き、春咲き、花色は桃、紅、縁紅ぼかし、白など、また一重、八重咲きなどがある。系統として江戸サザンカ、熊本サザンカ(肥後サザンカ)が知られている。また、ツバキとサザンカの中間タイプにカンツバキ(寒椿)C.×hiemalis、交雑種のハルサザンカ系×vernalisもある。カンツバキの1品種’勘次郎’cv.Kanjirouは関西地方の名で、関東地方では’立寒椿’cv.Tachikantsubakiといわれる。栽培:繁殖は実生、挿木、接木による。花期:品種により、秋、冬、春。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

カンツバキ(寒椿)・シャンソネット ツバキ科 ツバキ(カメリア)属 Camellia × hiemalis cv.Chansonette:整った千重咲き。中輪、花弁は明るい紅色、花弁の基部がやや濃色。花期:10~12月。米テキサス州で「獅子頭」の実生から選抜したもの。カンツバキ群。


一関市銅谷町のヒマラヤトキワサンザシ/ピラカンサ

2010年11月27日 | 植物図鑑

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2010年11月26日(金)、一関市銅谷町の「銅谷民区花壇」がある道を散策していたら、鮮紅色の実を沢山付けたピラカンサを見つけました。はじめは実が大きいのでヒマラヤ常盤山査子だと思いましたが、木の高さが5~6mほどもあるので、常盤山査子かもしれません。

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ヒマラヤトキワサンザシ(ヒマラヤ常盤山査子) バラ科 ピラカンサ(トキワサンザシ)属 Pyracantha crenulata

トキワサンザシ(常盤山査子) バラ科 ピラカンサ(トキワサンザシ)属 Pyracantha coccinea

西アジア原産の常緑低木で、日本には明治中期に渡来した。高さは2~6mになる。葉は互生し、長さ2~4㎝の倒披針形または狭倒卵形で先は丸く、縁に細かい鋸歯がある。両面とも無毛で、表面は暗緑色で光沢がある。5~6月、短い枝の先に散房花序を出し、直径約8㎜の白い花を多数開く。花弁と萼片は5個。果実は直径約6㎜の球形で、10月頃、鮮紅色に熟し、先端に萼片が残る。用途:庭木、鉢植え、盆栽、花材。

別名:インドトキワサンザシ、カザンデマリ。ヒマラヤ原産の常緑低木で、日本には昭和初期に渡来した。高さは2mほどになり、よく枝分かれする。葉は互生し、長さ2~5㎝の長楕円形または披針形で革質。両面とも無毛で、表面は光沢があり、裏面は淡緑色。縁には細かい鋸歯がある。5~6月、短い枝の先に散房花序を出し、直径約1㎝の白い花を多数開く。果実は直径7~8㎜の球形で、10月頃、光沢のある橙紅色または橙赤色に熟す。用途:庭木、鉢植え、盆栽、花材。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]