2010年11月26日(金)、BOOK OFF 一関市役所前店(一関市銅谷町3-1)の裏側にある道路を散策していたら、今を盛りと花を咲かせているカンツバキ(寒椿)と思われる植物を見つけました。写真を撮っていたら、通りがかったご婦人が「きれいですね!」と声をかけて行かれました。このカンツバキは’シャンソネット’Chansonetteという園芸品種ではないかと思います。
サザンカ(山茶花) ツバキ科 ツバキ(カメリア)属 Camellia sasanqua
ツバキ(椿)より日本南部に分布し、九州から屋久島、種子島、奄美大島、沖縄、西表島(いりおもてじま)などに自生する常緑小高木。ツバキ(椿)とよく似るが枝が細く葉や花が小さく、新芽に毛がある点、また雄しべや花弁が束にならず、ばらばらである点などで区別できる。
ツバキと同じく多くの品種が育成されている。品種には秋咲き、寒咲き、春咲き、花色は桃、紅、縁紅ぼかし、白など、また一重、八重咲きなどがある。系統として江戸サザンカ、熊本サザンカ(肥後サザンカ)が知られている。また、ツバキとサザンカの中間タイプにカンツバキ(寒椿)C.×hiemalis、交雑種のハルサザンカ系×vernalisもある。カンツバキの1品種’勘次郎’cv.Kanjirouは関西地方の名で、関東地方では’立寒椿’cv.Tachikantsubakiといわれる。栽培:繁殖は実生、挿木、接木による。花期:品種により、秋、冬、春。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]
カンツバキ(寒椿)・シャンソネット ツバキ科 ツバキ(カメリア)属 Camellia × hiemalis cv.Chansonette:整った千重咲き。中輪、花弁は明るい紅色、花弁の基部がやや濃色。花期:10~12月。米テキサス州で「獅子頭」の実生から選抜したもの。カンツバキ群。