peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

我が家のオオモミジ(大紅葉)

2010年11月05日 | 植物図鑑

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2010年11月5日(金)、一関市にある我が家に生えているオオモミジ(大紅葉)と思われるカエデ(楓)が、漸く色づきはじめました。しかし、「これから間もなく落葉して、風に飛ばされて散らばり、近所迷惑になる」と妻が言い張るので、妻の指図通りこの木を剪定しました。もう少し待てば、きれいな紅葉が楽しめたはずだったのにと残念に思いながら作業を終えました。

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オオモミジ(大紅葉) カエデ科 カエデ属 Acer amoenum

山地の谷間などに生える落葉小高木または高木。新緑も紅葉も美しく、庭木としてもよく植えられている。北海道から九州まで分布するが、太平洋側に多くみられる。本州の日本海側では福井県以西に分布する。高さは10~15m、直径50~60㎝になる。樹皮は灰褐色で滑らかで、縦に割れ目が入る。葉は対生し、長さ3~5㎝の葉柄がある。イロハモミジに似ているが、葉身は大きく、長さ5~12㎝、幅5~9㎝のほぼ円形で、5~9に中・深裂し、葉縁の鋸歯は、イロハモミジや変種のヤマモミジが不揃いなのに対し、揃って整然としているのが特徴。各裂片の先端は尖り、葉身の基部は浅心形あるいは切形で、7~9本の掌状脈が出る。葉の表は緑色、裏は淡緑色で、表裏ともに初め毛があるが後になくなり、掌状脈の基部と脈腋に毛が残る。雌雄同株。

4~5月、複散房花序に黄緑色ときに紫がかった(暗紅)花が15~30個垂れ下がって咲く。雄花と両性花がある。翼果はイロハモミジより大きく長さ約2.0㎝ほどでほぼ水平に開く。果皮は木質化してかたい。

園芸品種のオオサカズキ(大盃)cv.Ohsakazukiは葉が内側に巻く。紅葉の美しいものが多い。

用途:庭木、公園樹、盆栽、建築・器具材。分布:北海道、本州の太平洋側、福井県以西の日本海側、四国、九州、朝鮮。

ヤマモミジ(山紅葉)var.matsumuraeは、北海道のほか、本州の青森県から島根県の主として日本海側に分布する。葉は直径5~10㎝と大きく、縁に不揃いの欠刻状の鋸歯または重鋸歯があるのが特徴。オオモミジとヤマモミジは、共にイロハモミジの変種とする考えもある。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&柏書房発行「原寸図鑑・葉っぱでおぼえる樹木(濱野周泰・監修)」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%B2%E6%A4%AC%B2%C8%A4%CE%A5%E4%A5%DE%A5%E2%A5%DF%A5%B8 [peaの植物図鑑:我が家のヤマモミジ(またはイロハモミジ)]


アメリカヅタ/バージニアヅタ

2010年11月05日 | 植物図鑑

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2010年10月17日(日)、千厩野草会(会長・金野昌敏)主催の「千厩秋の山野草展」が、千厩ショッピングモール・エスピア(一関市千厩町千厩字東小田)で開催中だったので、見に行ってきました。会員が丹精込めて育てた山野草が100鉢以上展示されていましたが、それらの中にアメリカヅタと書かれたものが3鉢ほどありました。ほかの2鉢は「ヘンリーヅタ」だと思って、既に掲載していますが、これも同じ「ヘンリーヅタ」かもしれません。

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(下の2枚)「ヘンリーヅタ」として掲載したもの。同じものでしょうか?

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アメリカヅタ ブドウ科 ツタ(パルテノシッサス)属 Parthenocissus quinquefolia

別名:バージニアヅタ。英名:Virginia creeper(バージニア・クリーパー)、American ivy。

北アメリカ東部~メキシコの温帯樹林内に自生する落葉蔓性低木。ツタ(ナツヅタ)やヘンリーヅタと同じ属の蔓植物。葉は5枚の掌状複葉、小葉は卵形ないし長楕円形で先端はくさび形に細く尖る。葉は互生し、葉と対生して巻きづるがあり、分岐して先端に吸盤をつける。葉柄が赤いのが特徴で、葉はやや赤みを帯びた緑色で光沢はない。秋の紅葉が殊のほか美しく、その情景は「赤毛のアン」にも登場する。

6~7月、葉腋に大きな集散花序を出し、花序は中軸が明瞭で円錐状。1花序につく花は25~200個、淡黄緑色で小さくて目立たない。果実は球形で直径5~7㎜、中に1~3個の種子がある。秋にブドウのように黒く熟すが、有毒なので注意を要する。冬は落葉する。用途:鉢植え(小~中鉢)、花壇。管理:耐陰性は比較的強い。伸び過ぎた枝は適当に刈り込む。繁殖は挿し木が容易。

http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-k/naiyou/parthenocissus-quin0.htm [バージニアヅタ(アメリカヅタ)]

http://blog.goo.ne.jp/akiyoshidainikki/e/5b8620a679a3706292e6a1d5c9c2e47f [7月22日 アメリカヅタ:たこさんの秋吉台日記]

http://urizun1008.exblog.jp/14158054/ [うりずん’s garden ~薔薇に憧れて~:アメリカヅタにヘンリーヅタ?]

http://blogs.yahoo.co.jp/tammyg/26803925.html [アメリカヅタ:West Bloomfield- Yahoo!ブログ]


「千厩秋の山野草展」のハカタシダ(博多羊歯)

2010年11月05日 | 植物図鑑

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2010年10月17日(日)、千厩野草会(会長・金野昌敏)主催の「千厩秋の山野草展」が、千厩ショッピングモール・エスピア(一関市千厩町千厩字東小田)で開催中だったので、見に行ってきました。会員が丹精込めて育てた山野草が100鉢以上展示されていましたが、それらの中に1鉢だけでしたが、ハカタシダ(博多羊歯)がありました。

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ハカタシダ(博多羊歯) オシダ科 カナワラビ属 Arachniodes simplicior

低山地から山地の林縁ややや乾いた林床に生える常緑性シダ植物。一箇所にまとまって生育することはなく、他種と雑種をつくることが知られている。変種に「オニカナワラビ」があり、枝先で区別する。

葉の中央に黄色い斑があり、ベニシダを除き、緑一色のシダ類の中にあって珍しい。葉柄基部に線状披針形で褐色の鱗片がつく。葉は2回羽状複葉。側羽片は3~5対で、先端の羽片は急に短くなり、長い頂羽片となる。最下部基部の第一小羽片は長く伸びる。ソーラス(胞子嚢群)は小羽片の中肋と辺縁の中間につく。

和名の「ハカタシダ(博多羊歯)」は、博多に分布するからではなく、葉の筋の様子が博多で生産されていた織物(博多織)に似ていることから。博多織は生地上に縦長の模様や線が入っている美しい織物である。また、葉に斑が入っているものは観賞用に販売されている。分布:本州(茨城県~新潟県以西)、四国、九州。

http://homepage.mac.com/n_yoshiyuki/hana/hakatasida.html [ハカタシダ(博多羊歯)]

http://www.ous.ac.jp/garden/photo1/hakatasida.html [ハカタシダ(岡山理科大学自然植物園)]

http://sizenjukunokai.web.fc2.com/sida/hakatasida.htm [富山県のシダ:ハカタシダ]

http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_1016.htm [四季の山野草(ハカタシダ)]