2014年9月6日(土)、一関市厳美町沖野々の一関市博物館前に造られている長命会の「なごみ いきいき花壇」に群植されたクルメケイトウ(久留米鶏頭)が真っ赤な花を咲かせていました。
ケイトウ(鶏頭) ヒユ科 ケイトウ(ケロシア)属 Celosia cristata
(別名:トサカケイトウ)。熱帯アジア原産と考えられている一年草。古い時代に中国から入り、奈良時代には既に観賞用として庭に植えていたらしい。草丈は60~90㎝になる。茎はまっ直ぐに伸び、柔らかで太くて条線がある。葉は密に互生し、先の尖った広い披針形で、品種によって緑色のものと銅赤色のものがある。夏から秋にかけて、様々な形の花穂をつける。
トサカケイトウ、花序は短柄を有し、花茎の上端(花穂)が帯化、肥大して鶏のトサカ状になり、その下方に花を密生する。本種のほかにヤリゲイトウとフサゲイトウ(羽毛ゲイトウ)の2つの変種がある。
ヤリゲイトウ(槍鶏頭):var.childsii スギ(杉)の樹冠に似た姿になる。フサゲイトウ(房鶏頭)・羽毛鶏頭):var.plumosa 細かい花穂が密集している。玉ケイトウ:花穂が帯化、肥大してトサカ状になったものが密に集まった玉咲き。花色は紅赤、橙、ピンク、黄色など豊富。
日本では育種が進み、本種に玉トサカ状の久留米ケイトウ、本種とヤリゲイトウとの交雑による槍状の八千代ケイトウの2系統がある。そのほかに、2変種の系統の品種も数多く、共に切花栽培されている。近年花壇用の矮性種も育成されている。
園芸品種:久留米ケイトウに’コロナ’cv.Corona、ヤリゲイトウに’金峰’ var.childsii cv.Kinhou、フサゲイトウに’フェアリーフェザー’var.plumosa cv.Fairy Feather、’ゴールデン・フェザー’var.plumosa cv.Golden Feather、’キャッスル・ピンク’var.plumosa cv.Castle Pink など。
アレンジメント用に同属別種のフットニィー C.huttonii の’シャロン’cv.Sharon、’ピア’cv.Pia がある。
栽培:日当たり、排水性の良い弱酸性土壌でよく育つ。花期:播種後、40~50日で開花する。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=41174090&blog_id=82331[一関市千厩町「ふれあい花壇」の久留米鶏頭/玉ケイトウ 2012年10月6日(土)]
http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-kurume-geitoh_large.html [クルメゲイトウ(久留米鶏頭):かぎけん]
http://www.sakataseed.co.jp/product/search/code00907172.html [久留米けいとう 切り花用 混合(サカタのタネ)]
http://bokyo-bokin.at.webry.info/201208/article_7.html [ケイトウ(ウェブリブログ)]
http://www.takii.co.jp/flower/howto/lecture/p10.html [花前線:花なんでも百科:栽培基礎知識:1~2年生草花:ケイトウ(タキイ種苗)]
http://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-138 [ケイトウの育て方:みんなの趣味の園芸:育て方がわかる植物図鑑]
http://spike-pitch.at.webry.info/201208/article_31.html [ケイトウのお花畑(那須フラワーワールド)]
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%B6%CC%A5%B1%A5%A4%A5%C8%A5%A6 [peaの植物図鑑:一関市東山町のケイトウ(鶏頭)]