2017年12月8日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原)に行ってきました。「花の館
温室」の「南緯40度温室」エリアに多肉植物やサボテンが沢山植栽されていました。名札がついていな
いため、名前のわからないものが多かったのですが、この「多肉植物」は、アロエ・アルボレセンス(
キダチロカイ)ではないかと思います。葉っぱだけで花は咲いていませんでしたが、晩秋に咲くオレン
ジ色の花が楽しみです。
ユリ科 アロエ属 Aloe:アメリカ大陸を除く世界に300~400種があり、その大部分はアフリカ大陸
およびマダガスカル島にある。多年草の多肉植物で高さ20mにおよぶ巨大なものから、高さ10㎝未満
の小型のものまで多様である。人為的に広まったもので野生化したものはアメリカ大陸にも見られる。
アロエ・アルボレセンス(キダチロカイ)ユリ科 アロエ属 Aloe arborescens
原生地:南アフリカ(アフリカサバナ気候区)。性状:木質化した幹が原生地では3~4mになる大型の
多肉植物で、葉は長さ50~60㎝、幅5㎝ぐらいで多汁である。2月ごろ、先端が緑色を帯びた朱赤色の
花が多数、60㎝ぐらいの花茎に紡錘状につく。
備考:明治時代に渡来して以来、「医者いらず」の名で親しまれ、医薬、やけどの薬などの薬用植物と
して有名で、単に「アロエ」といえば本種を指すほどである。[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリ
ーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」より]