peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターのヒメバショウ/ビジンショウ 2017年12月8日(金)

2018年01月10日 | 植物図鑑

2017年12月8日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原)に行ってきました。「花の館

温室」「亜熱帯温室」エリアに植栽されているヒメバショウ(姫芭蕉)/ビジンショウ(美人蕉)が、

花を咲かせていました。植え替えられてすっかり少なくなっていたので、昔撮ったものを加えました。 

(下全部)2011年11月18日撮影のもの。 

バショウ科 バショウ(バナナ)属 Musa :は約40種からなり、根茎から次々に吸芽(きゅうが=地下茎から出る側芽)を出し、栄養繁殖をして大きな株をつくる多年草である。もともと東南アジアの熱帯地域の植物で、インド東部からオーストラリア北部にかけて分布し、アフリカや南・北アメリカには自生しない。アフリカには、開花すると株ごと枯死してしまうエンセーテ属が分化している。

バショウ属は、自生では大きな集団をつくることが多いが、その場合は、属内の異なるグループ(節)の種が混じるか、同じグループ内の大型種と小型種が組み合わさるのが普通である。森林を焼き払った焼き畑の跡地に、大草原をつくることもある。バショウ属の自生種は、人間による森林破壊にともなって分布域を拡大してきたといえよう。

バショウ属は、幾つかのグループに分けられる。バショウのグループは、東南アジアの大陸部から西マレーシアの熱帯地域を中心に、約15種からなり、食用のバナナもこのグループの種から栽培化された。ヒメバショウのグループは、10種足らずからなり、インドシナ半島から西マレーシア熱帯地域に分布する。小型だが花序が美しい種が多く、観賞用に栽培される。

>ヒメバショウ(姫芭蕉)バショウ科 バショウ(バナナ)属 Musa coccinea

別名:ビジンショウ(美人蕉)。中国南部から東南アジア原産の大型の多年草。偽茎の高さが1~2mのかわいらしいバショウ(芭蕉)である。花茎は直立し、深紅色の苞が美しい。九州南部では露地でも越冬し、切り花用としても栽培される。[朝日新聞社発行「週刊朝日百科・植物の世界115号(バナナ・パイナップル)」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/537c2973f0e8d61b60b9b941079cb4f2 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのヒメバショウ(姫芭蕉)/ビジンショウ(美人蕉)2011年11月18日(金)]


岩手県立花きセンターのストレリチア/ゴクラクチョウカ(極楽鳥花) 2017年12月8日(金)

2018年01月10日 | 植物図鑑

2017年12月8日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原)に行ってきました。「花の館

温室」「亜熱帯温室」エリアに植栽されているストレリチア/ゴクラクチョウカ(極楽鳥花)が、花を

咲かせていました。植え替えられてすっかり少なくなっていたので、昔撮ったものを加えました。 

(下全部)2011年11月18日撮影のもの。

ストレリチア・レギネ/ゴクラクチョウカ(極楽鳥花) バショウ科 ストレリチア(ゴクラクチョウカ)属 Strelitzia reginae

南アフリカ(アフリカサバナ気候区)原産の大型多年草で茎は無い。葉は長楕円形で長さ40㎝、幅15㎝

で、葉柄は1mぐらいある。花は葉柄と同じぐらいの長さの花茎の先端に、長さ15㎝ぐらいの苞に包ま

れて開花する。1苞内に5~8花つけ、次々に開花する。冬季、乾燥気味にすれば5℃ぐらいで越冬する。

排水のよい粗粒の粘質土を用いるとよい。根詰まりしやすい。[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリ

ーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」より]

 http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/b427d82e1db6ff015f3c550577764a67 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのストレリチア・レギネ/極楽鳥花]


岩手県立花きセンターのコルディリネ(センネンボク) 2017年12月8日(金)

2018年01月10日 | Weblog

上と下2つ)センネンボク ’アイチアカ’ Cordyline terminalis cv.Aichiaka(新葉が紅赤色で、の

ちに濃紫紅色となる。)と思われます。2011年11月18日撮影。

コルディリネ・ターミナリス’アイチアカ’ リュウゼツラン科 コルディリネ(センネンボク)属

Cordyline terminalis cv.'Aichiaka'

「愛知赤」の名称で普及しているセンネンボクの園芸品種。葉形はセンネンボクによく似ており、濃紫

紅色で縁が紅色となり、新葉は紅色の幅が広くて美しい。日当たりを良くしないと良い色彩が出ない。

耐寒力はストリクタより劣る。愛知県下で大量生産され全国に広まったため、「愛知赤」と呼ばれるよ

うになったという。「赤ドラセナ」とも通称される。[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協

会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」より]

2017年12月8日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原)に行ってきました。「花の館

温室」「亜熱帯温室」エリアコルディリネ(センネンボク)という名の観葉植物が、植栽されてい

ました。 「ドラセナ(リュウケツジュDracaena)」もあるようです。 

(上の左)ドラセナ・フラグランス ’ヴィクトリア’(フクリンセンネンボク) Dracaena fragrans cv.Victoria

 またはドラセナ・デレメンシス ’ロエルス・ゴールド’Dracaena deremensis cv.'Roehrs Gold'[’ワ

ーネッキーの枝変わり。淡黄色の条斑に縁取られている。性質はワーネッキーより弱く、条斑から傷み

が出やすい。他はワーネッキーに準ずる。)思われます。 

(下10)コルディリネ・テルミナリス(ターミナリス)’クリスタル’ Cordyline terminalis cv.Crystal

ではないかと思います。

リュウゼツラン科 コルディリネ(センネンボク)属 Cordyline:約20種がインド、オセアニアに、

その内1種が熱帯アメリカにある温帯性・熱帯性・亜熱帯性高木状または低木状植物で、幹は直立し、

比較的分枝は少ない。山芋状の根茎をもつことが特徴である。園芸的にはドラセナ属とよく似ているた

め、一般的には共に「ドラセナ」と称され、観葉植物として主要な種類となっている。アカダニ、ワタ

カイガラムシがつきやすい。[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物

図鑑」より] 

リュウゼツラン科 コルディリネ(センネンボク)属 Cordyline:常緑の低木または高木で、長さ20

~50㎝の葉が、茎頂に10数枚密につく。白色で、まばらな穂状につく。太い地下茎が発達するのが

特徴である。

分布:東南アジア、オーストラリア、ニュージーランドに約20種がある。種類:栽培されている種類

多くはテルミナリスの変種である。テルミナリスterminalisは中国南部からオーストラリア北部にかけ

て広く分布し、高さ1~3mになる。長さ30~50㎝緑色。葉に変異が多い。’アイチアカ(愛知赤)cv.Aichiaka’は新葉が紅赤色で、のちに濃紫紅色となる。’アトムcv.Atom'は新葉が橙紅色で、のちに

紅色となり、斑は少なくなる。’ベラcv.Bella’は葉幅が狭く、紫色地に赤色の覆輪が入る。’レッド・エッ

cv.Red Edge’は小型品種で、鮮紅色の斑が入る。’ハクバcv.Hakuba’は乳白色の縦縞が入り、幅の

広い葉をつける。’クリスタルcv.Crystal’の長さ20㎝で、桃色や黄色の縦縞が入り、色彩の変化に

富む。’レインボーcv.Rainbow’は幼葉クリーム色の縦縞が入り、成葉脈と葉の縁が紅色となる。

ストリクタはオーストラリア原産で、高さ2~3mになる。斑入りもある。寒さに強い。アウストラリス

C.australisは和名ニオイシュロランといい、ニュージーランド原産。高さ10mにもなり、長さ1m

くらいのを頂生する。寒さに強い。

管理:一部の種類を除いて、耐寒性はやや弱く、最低5℃が必要で、多湿を好む。夏は50%くらい遮光

したほうが斑が美しい。挿し木、取り木で殖やす。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」より] 

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/550c19ffe6e290bbbf0fe0626ea1ced6 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターの花花その66:コルヅイリネ’アイチアカ’]

https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-127 [コルジリネとは 育て方図鑑:みんなの趣味の園芸 NHK出版]