WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

閑話3題

2006-05-13 | よしなしごと
1 クレーン

私はクレーンが好きです。もっと具体的には、クレーンをひっぱっている、あのロープが好きなのです。
あんな大きな長い鉄の集合体が、斜めにそびえていることに、ものすご~くそそられるのです。
あれを支えているロープにはいったいどれだけの力がかかっているのだろう…ぞくぞくわくわく
というのが、私がクレーンが好きな理由のようです。
大昔、ヨーロッパに旅行したとき、パリの空港に降り立ったときに、最初に目に入ったのは、クレーンでした。これまで見てきたクレーンと違って、茶色でT字型でした。
最初にカメラに収めたのが、このクレーン。それから、パリ滞在中に見かけるクレーンは、どれも茶色でT字型なのでした。
エッフェル塔も茶色だし…パリは、町の美感を重んじるので、トーキョーのように、なんでも高いものは赤と白で塗ったりしないんだろうかなあ…などとその時思いましたが、ホントのところはわかりません。
日本では、東京タワーも、クレーンも赤と白。
子供の宝物箱をひっくり返したようなトーキョーの夜景の中で、東京タワーの赤と白はとってもキレイです。羽田にもたくさんクレーンが働いていますが、アジアンな雑多な港に、赤と白の斜めったクレーンは結構似合っているかも。
でも、私の理想は、燻し銀のようなクレーン。

GWにしななみ海道を走って、たくさんのクレーンを久々に見て、とってもわくわくしながら、いちど、このことをブログに書いとこーっ…と思ったのでした。


2 JR四国バースデー切符



某「鉄ちゃん」(鉄道マニア)から、「JR四国では、バースデー月間に、四国の鉄道が、特急グリーン車含め、1万円で3日間乗り放題」…という情報を入手しました。しかも、あと1万円で同乗者3人まで同じ条件で乗り放題。
…ってことは、ひとり5千円ってことじゃん! めっちゃお得じゃ~~ん!!
私、8月生まれなんですけど、夏休みでもいいの?お盆でもいいの!? ヤッタじゃ~~ん!!
そこで、この話を家族に早速してみました。

しかし、反応は…
「ソレ、海を渡れんのやろ?四国の中だけやろ?
2泊も、この狭い四国でどこに行くん!?」

…なるほどぉぉ~~
フツー、四国人は、2泊3日の旅行といえば、四国を脱出するよね。
私の魂はまだまだ「四国人」にはほど遠いのであった。
でも、私、四万十にいきたいのよ。四万十川←click! は、香川から対角線の位置にある清流です。一度も行ったことがないのです。ここには、1泊では無理。私の知らない四国を見つけにいきたいよ。
…てことで、私、できることならこの夏に早速コレを利用していってみたいです。マニアックな鉄道の旅も、たまにはいいかもネ!


3 ダイソー

Takと「TSUTAYA」を捜して彷徨っているときに、「ダイソー」を発見。
あー、そういえば、ゾーキン提出しなきゃいけないんだった、ちょっと寄って買っていきまひょ…ってことで、立ち寄ってみました。(ゾーキンも縫わない私(-_-;))
いや、もちろん、ダイソー、東京でも時折利用させて貰ってましたよ~
特に、クリスマスのオーナメントなんて、かわいくって、素敵で、これが全部100
円~!!? って、LIVEのステージ衣裳や、ヘアメイクに重宝しまくりました。
でもでもで~~も、ここのダイソー、二階建てでめっちゃ広い。駐車場も広いし~! 入ったとたんにワクワクしてきて、Takをオモチャ売り場に放置して、物色しまくり。久々に、あれもこれもと買いまくりました~! あ~楽しかった!




グラス類¥100~350 (切り子は¥350) 
A4額縁 ¥400 ワインボトルの額(中身共)¥100
苔玉のミニ観葉 1個 ¥100 お皿も ¥100
Comments (9)
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アーティストともだち まりさん

2006-05-13 | 人生妙なり
今日は、当ブログにブックマークさせていただいている「映画千夜一夜」のまりさんを、改めてご紹介させていただきたいと思います。

彼女は私の中学時代のお友達でしたが、大学卒業後、テキサス州ヒューストンに渡り、一昨年秋に帰国、帰郷するまで、20年余を、アメリカで、グラフィックデザインとその周辺の仕事をされてきました。
Takを産んだときに、たまたま帰国されていて、病院にTakと私に会いに来て下さったのが20年ぶりの再会。以来、帰国のたびに、そして、帰郷されてからは、私が帰省した折りなどお会いしてきました。

まりさんは、最初、ヒューストンから英語で私にメールをくれたのです。
\(@o@)/さっぱり読めません。
彼女のPCには、当然日本語のワープロが入っていません。20年以上アメリカで過ごしている彼女は、頭も身も心も!?殆どアメリカ人。私は、仕方がないので、ローマ字でレスを書きました。これは、韓国人の友人ともやっていることなのですが、かなり肩が懲ります。
まりさんにとっては、日本語で考えて、ローマ字でメールを打つってのは、もっと難儀なことだったと思います。
そのうち日本語ワープロを入手して、日本語でメールのやりとりができるようになりました。20年のギャップはスゴイものがあっただろうと思うのですが、彼女の日本語ワープロの修得の早さは凄かった!

そして、今、「映画千夜一夜」を書いていらっしゃいますが、彼女の映画への造詣の深さにも深く感銘を受けますが、論理的でスッキリと整理された日本語の文章が素晴しいです。
きっと彼女の頭の中は、今でも(いい意味で)アメリカ人で、グローバルで、彼女の書く日本語は、上質な英文の極上の邦訳という感じです。
現在は、高松市と海外とのまさに掛け橋的な、ハードな仕事をなさっています。多才な彼女のこれは本分ではないのかもしれないけれど、こんなふうに、言葉で文化の掛け橋になれるって素晴しい。映画のみならず、あらゆる芸術に造詣が深いからこそだと思います。

同じ時期に、生きる「ステージ」を移してみようと考え始め、今は、同じ町でそれぞれ、これからの生き方を模索しています。不思議な偶然。いや、偶然ではないのかもしれません。
まりさんとの話は、「アート」と「恋愛」と「人生」。いつもここに集約されます。
古い友達なのに、不思議と昔話ってしないなあ。

昔話といえば私は、まりさんに「プログレ」を指南して貰ったんだった。(progressive rock…洋楽の1ジャンルです。70年代、シンセサイザーが開発され始めた頃、シンセを取り入れた、ジャズやクラシックとも隣接してるような「前衛的」なロックバンドを「プログレ」という)…ような気がするんですが、、、書いてみて、自信なし、、
導入はお誕生日に、仲良しともだちみんなから貰ったレコード券で買った「ELP」。 それを皮切りに、イエス、ピンクフロイド、キングクリムゾン… 私は、「曲」を聴くだけでとっても満足していたのに対して、彼女は、アーティストの人間性にも興味を持って「ツェッペリンのジミー・ページは守銭奴だ」…とか、いろいろ教えてくれたっけなー(^_^;)
思えば、あれが彼女の芸術への情熱の片鱗だったんだな。
私はその後、「プログレ」から、「現代音楽」へと渡っていきました。武満徹氏の琵琶と尺八の曲や、コーラスの曲には、「魂揺さぶられる」思いを味わったし、そこからクラシック音楽へと渡っていったのでした。
こんなところにも、まりさんの多大な影響が…

影響…「影」と「響き」
これは、まりさんと私の間での「ダイアローグ」のテーマのひとつでもあります。
「アーティストは、自分の作品を後世に遺したいのか?」

「作品」は、受け取る人それぞれの中で、かたちを変えていく。
私は「遺す」ことには思い入れがありません。
以前も書きましたが、創作とは、「石」を湖面に投ずるようなもの。
その石こそ自分自身なのであります。
小さな石は、湖底に沈んでいきます。でも、波紋が湖面に広かっていく…



さて。まりさんの「名言」をひとつ。

「恋愛は人生のボーナス」



画像は、Takの出産祝いにいただいたまりさんの作品。蝶はグラフィックデザイナーまりさんのシンボル…のようです。
Comments (8)
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