WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

木枯し

2008-01-28 | 詞(うた)



寒空の下 ふるえる木立の中 公園への道を歩く
彼と別れてから初めて ふたりで歩いた道を辿ってる
季節は変わり果てて 木枯しに枯れ葉が舞う冬の街は
ひとりになった私を 風に埋めてくれる

眼を閉じて 耳を塞いで
心の中の彼を追い掛けてきた時間
目覚めたら もう一度あなたが傍で笑っていてほしいと
まだ心で願い続けて 祈ってきたわ


突然のさよならの意味がわからなくて 世界が真っ白になった
受話器を置いた瞬間から 長い永遠の夜が続いてた
泣きじゃくった夜 誰にも会いたくなかった日々
世界中でわたしだけがひとりぼっちだと感じてた

眼を閉じて 耳を塞いで
幸せだったときを辿り続けてきたの
壊れたとまだ思えない 明日になればすべてはまた
元通りになると思い続けた


今もまだ忘れられない
暖かな暗闇に引き戻されそうなの
だけど冷たい木枯しに こぼれる涙 凍りそうになっても
季節はまた移り変わると 信じていたい

髪を切って 少年の心になって 
春は遠いけど…

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樹のうた

2008-01-28 | 詞(うた)



長い長い間 土の中でうずくまっていたんだね
いつか始まる 素晴らしいできごとを夢見ながら
芽をだせば 獣たちが踏んでいった
人知れず 幾日も乾きで目眩がした
だけどいつでも世界を感じながらうたう 君の声が今はきこえるよ

晴れた日は空をみあげ 微笑ってそびえる樹になろう
雨の日は体中に吸い込んで育つ 樹になろう
夜明けには枝を広げ 鳥たちと歌う 樹になろう
日暮れには獣たちが眠る あたたかな樹になろう


いつのまにか君は 雨に降られ 風に吹かれ 伸びていった
日照りのときも木陰には 獣たちが集まってきた
雲たちの話し声がきこえてくる
世界には悲しみや 叫びたくなることもある
汚れた風に吹かれても怯まないで
流れる時を 静かにみつめていた

いつまでも微笑っていたい 明日が巡ってくる限り
いつまでも見つめていたい どこまでも美しい世界
いつまでも歌っていたい 夢があふれだして とまらない
いつまでも歌っていたい 愛があふれだして とまらない

流れる雲を追いかけて 駆け出したくなる
でも ここに根ざして 生きてゆこう

晴れた日は空をみあげ 微笑ってそびえる樹になろう
雨の日は体中に吸い込んで育つ 樹になろう
夜明けには枝を広げ 鳥たちと歌う 樹になろう
日暮れには獣たちが眠る あたたかな樹になろう

いつまでも微笑っていたい 明日が巡ってくる限り
いつまでも見つめていたい どこまでも美しい世界
いつまでも歌っていたい 夢があふれだして とまらない
いつまでも歌っていたい 愛があふれだして とまらない

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