WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

人間Tak

2009-02-19 | 人生妙なり



最近、Takの学力や、テストの結果などで一喜一憂しています。
塾に通うことも前向きに検討中。
そんな中で、Takの名誉のため?に、以下のことを記しておこうと思います。
Takに関する記事は、私がひとりっこTakに遺してあげられる、フォトアルバムやDVDに代わる文字による記録…でもありますので。
今日は、教育相談ではなく、人間Takについて。


                                    



仏教では、魂の修行のために輪廻転生を繰り返すというけれど、そうだとしたら、Takは魂のレベル、絶対私よりずぅ~~っと高いのではと思います(^_^;)


匠が勉強しないので、私はブチ切れて学校やめろ!といって、ランドセルを8Fの通路から下に放り投げて棄てると言い放ちます。Takは、ランドセルを取り返そうと玄関の外まで追いかけてくるけど、私がほんとに放り投げたりしないことを本能的にわかっていて、最後の最後のところで私につかみかかって取り返そうとするのをふっとやめて、手を放します。
私は自分の意思でランドセルを投げるのを思いとどまるところを、Takの目の前で見せることになる。
私は、自分がめちゃくちゃなことをしているのが内心ではわかっているので、私の服を掴んでいる手を放した匠が一瞬神さまにみえます。

ビンボーで暗くなることがある…って以前にも書きましたけど、あまりにも次々に支払いが迫り来ると、ほんとに、どんよりしちゃって、このまま消えてなくなることとかふっと頭を過ぎったりすることもあります。そんなとき、ベランダの掃除を手伝ってくれていたTakが、「おかあさん、オリオン座だよ」と、不意に言うのです。
下を向いている私に、広い空を見上げさせるというわけです。
心の奥まで読まれているようです。


    



私は、このところ風邪で体調悪かったのですが、昨日手羽先5本パックを買ってきて、3本をTakに焼きました。5本焼いて、2本は私が食べる予定だったけど、食欲ないし、おやつに、お友達からいただいたクッキーが美味しくて食べ過ぎてしまい、もう何も食べたくなくなり、「お母さんは今日は食べない」というと、Takが「じゃあ、全部焼いて。僕が食べる。」と言うのです。
ぐったり疲れている私は、ムッとして、「残りはとっておいて、明日のおかずやお弁当にするのよ。全部一度に食べたら、もったいないでしょう!他にもせっかくおかずを作ってるんだから。そんな欲張りなことばっかり言うな!具合の悪いお母さんの分まで全部食べるなんて、お母さんがかわいそうとか思わないの?!」と、必要以上に大声で怒鳴ってしまいました。
「そんなに怒らなくてもわかったわかった。そこまで思いつかんかったんや、ごめんごめん」と…
どうして私は、自分の分をTakに全部焼いてあげることができないのだろうか。
「もったいない」んじゃなくて、自分のムシの居所が悪いだけだ…


    


クラスの、障碍のある友達との付き合い方も、すばらしいと、これまでの担任の先生みなさんにお誉めいただきました。
落ち着きなく周囲の友達にしつこくちょっかいを出してくる場面に、他の子供は根が尽きてしまうところを、Takは、そのお友達の両腕に手をかけて、向きをくるりと変えたり、自分のシャツを、ふざけて汚れた手(絵の具や墨)で触られたりするところを「まーいっか」という態度で気にかけずに許容していたりするらしい…
自分でも言っています。「それぐらいのことでは怒らん。でも、喧嘩するときはする。」
Takにとっては、そのお友達と全く「対等」で、障碍は「個性」で、お友達独特の、数字に強いという特性を、心から尊敬しているようです。
私にはできない、私はどうしても、そういう特性を持つ子供には、どのように接するのが有効か…みたいなことを、無意識に頭で考えてしまっていると思います。
Takは違う。そのままの自分で彼と毎日当たり前にかかわっていっている。
それが素晴しいと、個人面談のたびにいつも歴代担任の先生から言われてきました。
「それは、お母さんの日ごろのTakくんとのかかわりかたの成果ですよ、自信を持ってください。」といわれるけれど、それは違う。
Takの「天分」です。きっぱり。
私が迷ったり考え込んだりしているところを、Takは自然体でやっているんだもの。私は何もできません。

Takの制服は、汚れだらけです。ユルセン!! 洗っても落ちないしヽ(`Δ´)ノ
でも、私は、この汚れを気にするのをやめました。
Takは、そのお友達に絶大なる信頼をおかれているので、先生もそれを認識して、Takの席はいつもそのお友達の近く、班もいつもいっしょ。
Takは、彼のパートナーとして、先生からも頼りにされているらしい…
もちろん自分でつけた汚れもあると思いますが、そんな友達との学校生活を送っているTakにとって、服の汚れは勲章じゃないの。





そんなことを考えていると、勉強ができないなんて、たいしたことじゃないと思えるのですが、そこはやっぱり教育ママの血!?!?
こーーんなことができなくてどーする!!ムッキ~ヽ(`Δ´)ノ…となってしまうのです、、とほほほ


Takは私にとって特別な子供ですが、すべての子供は特別な子供だと思います。
両親や家族にとっては特に。
生まれてきた子供はみんな真っ白で、そこにいろんな経験や思いや夢を刻みながら、大人になっていくけれど、真っ白な、子供の魂の尊さや美しさを感じたり受け入れたりできるやわらかな心を、大人は失ってはいけないよ。

そんなん、ちょっと静かな気持ちになって考えてみれば当たり前のことなのです。
でも、私は、いつも、ガミガミガミガミガミガミ…と怒鳴り散らし、ふと我にかえっては省みて、こーやって日記を書く(^_^;)

とほほな私ですが、これからもこうやって、一緒に過ごしていくよ。
そして、たまに省みたことを、こーやって記録していこうと思います。


  
Comments (6)
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