音楽家ピアニスト瀬川玄「ひたすら音楽」

♪クラシック音楽の伝統を受け継ぐ真の音楽芸術家を目指して活動しています♪ 「YouTubeクラシック音楽道場」も更新中♪

◆私は若手のまじめで一生懸命な音楽家、だからこそ「死」について色々と考える

2009年05月09日 | 音楽(一般)
こちらのブログに色々と書き連ねて 幾ばくかの年月が経っております。 色々と書きながら、 お読みになられる方々にはなんとなくお気づきかと思われますが、 「音楽」について色々と書きながら、 その内容が「死」について言及されることは少なくありません。 なんとも湿っぽい話です・・・ しかし、 改めてこのことを考えてみて、 これはもしかすると、やはり クラシック音楽を追求する者としては そうあって然る . . . 本文を読む
コメント

◆「絶対音感」の有効な活用法について考えました ~ 「調性感」との併用でより充実の音楽鑑賞!?

2009年04月22日 | 音楽(一般)
「音楽家を目指すのに絶対音感は必要かどうか?」 という問いは、 よく議論される問題です。 「絶対音感」とはどのような能力のことかというと、 ある音が「固定ド」として、なんの音であるかを 判断できる能力のことをいうのだと思います。 つまり、例えば、 今日の音の調律の基本でいうと、 中音442Hzの「ラ」の音を、なんの頼りも無しに、自身の耳のみで聴いて 「ラ」だ、 と判断できる能力のことをいい . . . 本文を読む
コメント

◆音楽の役割・存在意義 ~ 福沢諭吉『学問のすすめ』に刺激されて

2009年04月04日 | 音楽(一般)
福沢諭吉著『学問のすすめ(現代語訳)』 という本を手にとっております。 「現代語訳」というところに惹かれて買ったのですが、 実際、著者の福沢諭吉が 「小難しい漢文による文体ではなく、 分かりやすい言葉によるものがよい」 というような事をおっしゃられている事を考えてみれば、 21世紀の今日において、 今日の人々に分かりやすい「現代語訳」というものは、 この理にかなって、著者も納得の代物と言えるので . . . 本文を読む
コメント

◆されど次はあり、3月22日、フルート・デュオ・コンサートin横浜美術館

2009年03月20日 | 音楽(一般)
つい先ほどの記事にて、 「自信がない」なぞと気弱なことを書いてしまいましたが、 しかし、 人間、生きる限り、次なる予定が畳み掛けてくるのは 皆さま同じなのではないでしょうか!? 今週末、3月22日(日)14時、 横浜美術館レクチャーホールにて、 フルート・デュオ・コンサートがあり、 そのピアノを担当させていただくこととなります。   こちらのコンサートのプログラムは盛りだくさん、 ただいま、 . . . 本文を読む
コメント

◆前回のリサイタルで燃焼して・・・じゃあ今後は!?

2009年03月19日 | 音楽(一般)
自分のような若輩者が言うのはおこがましいのですが、 それにしても、 前回の2月23日、東京文化会館におけるリサイタルは、 今までピアノを弾いてきた一人の人間にとっての ひとつの「高み」であったように、 リサイタル終わって時を経た今となって、 なんだか実感されるのであります・・・ ショパンの《葬送ソナタ》や名曲《スケルツォ第2番》、 そして、 ベートーヴェンの《ピアノソナタ第29番op.106 . . . 本文を読む
コメント

◆ありがとうございました、リサイタル、がんばって演奏してきました

2009年02月28日 | 音楽(一般)
先日、 2月23日(月)の夜に、東京文化会館における ピアノ・ソロ・リサイタルを終えることが出来ました。 ご来場の皆様、応援下さった皆様に 深く御礼申し上げます。 日が少し経って、 あらためて、あの日の演奏会は自分にとっての、 時を追うごとに、大きなものであったことが実感されます。 同時に、 あのような演奏会は、 これからの自分の人生において 同じような密度の濃いものは・・・ そう簡単 . . . 本文を読む
コメント

◆リサイタル、がんばって演奏しますので、がんばって聴いて下さい!?

2009年02月20日 | 音楽(一般)
昨日、鎌倉生涯学習センター ホールにて リサイタルを行ってきました。 鎌倉という、歴史深く・文化の薫り高い地にて 演奏させていただきましたのは、日本人として、 なんとも感慨深いものを感じました。 ご来場の皆様には、 この場をお借りして御礼申し上げます。 ありがとうございました!! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 昨日のプログラムは、 数日後の2月23日(月)東京文化会館 におけ . . . 本文を読む
コメント

◆ドイツ人にとって音楽すること・サッカーすることは「Arteiten(アルバイテン)」

2009年02月18日 | 音楽(一般)
先日、ぼんやりと テレビのニュースを見ていました。 スポーツのコーナーに入り、 サッカーJリーグの浦和レッズの監督が新しく変わり、 フィンケ氏という、ドイツ人の監督が チームを取り仕切っているとのことらしいですね。 放映されていたインタビューを見ていると、 ドイツ語をしゃべりながらの字幕付きで、 ドイツ留学をしていた私にとっては、ドイツ語が聞こえてくる時は、 リハビリのチャンスでもあり!? . . . 本文を読む
コメント

◆祝200歳!!今日はF.メンデルスゾーンの誕生日

2009年02月03日 | 音楽(一般)
今しがた、 昼食をとって、町を歩きながら 本屋へ寄って帰ろうとしたところ、 音楽情報誌『ショパン』が目に入って、そこには 「メンデルスゾーン生誕200年によせて」 というの大見出しがあり、 そうか、今年はそんな大事な年だった!!と 再確認したのですが・・・ 帰ってきて記事内容を読みながら、 びっくりすることがあったのです・・・ (最近はびっくりすることが多いです、先の記事では ピアノの低 . . . 本文を読む
コメント

◆びっくり!!ピアノの低弦が切れてしまいました・・・

2009年01月30日 | 音楽(一般)
こんなことは僕の人生初めてのことです。 今日の練習中、 「べぃ~~~~ん」という すごい異様な音がして ピアノの低い音域の弦が切れてしまったのです・・・ 高音域の弦が切れることは時々ありますが、 巻き線の低弦が切れるのは、自分にとって初めての体験!! そうとうビックリしました。 心臓がバクバク高鳴ってしまい・・・ 切れた音は、 最低音のEs変ホでした。 弾いていたのは、 2月の . . . 本文を読む
コメント

◆2月23日 ピアノ・リサイタル in 東京文化会館

2009年01月24日 | 音楽(一般)
この度、昨年5月に行いましたピアノ・ソロ・リサイタルに続き、 「瀬川玄 始動」と題しましたリサイタル・シリーズの最終回を、 2009年2月23日(月曜日)東京文化会館小ホールにて行います。 (詳細は↑画像、または↓以下のアドレスをクリックください) . . . 本文を読む
コメント

◆新年明けても《フニクリ・フニクラ》について考えています・・・「楽節」の問題

2009年01月07日 | 音楽(一般)
2009年、明けましておめでとうございます 今年が皆様にとって幸多く素晴らしい一年と なりますようお祈りいたしております。 昨年の最後の記事は、 「鬼のパンツ」よろしくイタリア歌曲《フニクリ・フニクラ》で 締めたわけですが、実は年が明けても、この《フニクリ・フニクラ》に関する 考察がまだまだ続いてしまっているのです・・・ このブログ名「ひたすら音楽」よろしく、 昨年に引き続き今年もがんばっ . . . 本文を読む
コメント

◆和声感 ~ カデンツの奥義

2008年12月23日 | 音楽(一般)
常日頃、 自分がクラシック音楽をする際に心がけていることがあります。 それは、 ドイツ留学を経て師匠シルデ先生から受け継いだものでもあり、 また多くの先生と同世代の世界で活躍する クラシック音楽伝統を継承するといわれている音楽家が 口をそろえて言ったことでもあるのですが・・・ それが「和声」であります。 「和声感」をつかむことにより、 調性のあるクラシック音楽の奏で方・歌い方の「コツ」を 実 . . . 本文を読む
コメント

◆なぜ我々日本人が西洋クラシック音楽をやるのか?

2008年11月27日 | 音楽(一般)
なぜ我々日本人の多くが、異文化である 西洋クラシック音楽に携わっているのか? なぜ、クラシック音楽をやるのか? やる意味は一体なんなのか? ・・・このような疑問に、今までも、今でも、 多くの日本人音楽家は頭を捻らし、考え、苦しむことが あるかと思います。 ふと、率直に考え、思いついたのですが、 やはり、 西洋クラシック音楽という 音楽におけるひとつのジャンルは、 類まれない高い芸術的レヴェ . . . 本文を読む
コメント

◆モーツァルト《トルコ行進曲》に、あの魅力的な和音「ジャーマン・シックス」を見付ける

2008年11月18日 | 音楽(一般)
モーツァルトの《トルコ行進曲》 といえば、 きっと誰もが知るクラシック音楽における有名曲だと思います。 その《トルコ行進曲》を、先日レッスンにて 生徒さんと楽譜を見ながらご一緒していたら、 なんと、 クラシック音楽における ある「魅力絶大な和音」が、 モーツァルト自身の指示・書き込みにより それが示唆されていることを見付けたのです。 それは、上の譜例の丸で囲ったところ。 この和音を下 . . . 本文を読む
コメント