福田さんの突然の辞任。
安倍ちゃんよりは良いと思うが、指導力のなさが致命
的だったということか。
一人麻生さんがほくそえむという構図だろうが、誰が
やっても同じというのは、大方の人が感じていること
だと思う。
つまり、問題は今の自民党の体質で、その限界がとう
に見えているということなのだ。
延命措置だけでは、どうにもならない。
決して、民主党がすばらしいということでもないと思
うが、今までの体質を切るためには、一旦全てを解体
した方がいい。
それと、ミーハー人気で麻生さんということらしいが、
これでは小泉人気と同じで、実質何も良くならないと
いうことは目に見えている。
仕掛け人がいての今回のことだろうが、どうも見え透
いている。
それに、麻生さんというのは、あまりに教養がかけて
いる(過去の首相にあったかというのは別問題)。
そこが反福田的で人気がある点であるのだろうが、あ
れで良いのか、というのは素朴に思うことである。
単なる大衆人気である。
相変わらず、24時間テレビというのはそれなりに人
気らしいが、筋書きつき感動ドキュメントにはうんざ
りである。
取り上げていること自体は、別に悪いことではなく良
いことであるのだろうが、それを視聴率に利用する製
作側の魂胆がいやらしい。
しかも、その中で完結して、終われば過去のこととい
う消費の対象としか考えてないのに、感動という言葉
で全てを包み込み、思考を停止させる。
オリンピックも同じようなものだが、テレビで感動を
売りにした場合、常に胡散臭さが付きまとう。
取り上げていることは、日常的なもので、お祭りの世
界のことではない。
番組が終わっても、延々と続く日常である。
しかし、こんな番組でもそれがきっかけで意識を変え
たなどという人が一人でもいれば、それはそれで充分
意味がある、ということにもなるのだろうか。
その辺は、どうにも不明である。
マラソンのゴールの瞬間が、視聴率が物凄く良かった
ということだが、本気で見ているのだったら、はっき
り言って日本は終わりである。
人だかりが出来ているのでとりあえず見に行った、程
度の野次馬根性であるのなら救いはあるが。
それと、この視聴率というのは、本当に信用できるも
のなのだろうか。
これも、常に疑問に感じていることである。