いきなり30度近くまで上がると、流石に頭がぼうっと
する。
それにしても寒暖差が激しい。
メダカが産卵するのは、水温が25度c以上ということ
なので、この程度ではまだまだなのだが、「滝壺ビオ
トープ」の生き延びた三匹のヒメダカは、ちゃんとオ
スメスの組み合わせになっているのかそちらの方が
心配だ。
確率的には四分の三か。
形態の違いで見分ければ良いのだが、水槽と違って横
から観察できないので、よく見えないのだ。
背びれの形に違いがあるらしいのだが。
ルーペを使って一度試みてみるか。
その結果によっては新たなヒメダカの投入もありうる。
今のところ、水質は保たれているからいけそうな気は
する。
平塚在住の友人が、登山帰りに寄った。
西穂高とか言ってたような言ってなかったような。
話はビオトープについてとなった。
彼の家には広大と言っても良い庭がある。
何せ小さいとは言えプールもあるくらいだから。
そこで、一角をビオトープにすることを勧めた。
以前、熱帯魚は飼ってたらしいのだが(如何にもの趣
味であるが)、それはあまりに世話が面倒で止めたら
しい。
いずれにしろ、生き物に興味がない訳ではないという
ことだ。
最近は、登山が趣味なのだから自然に対して益々関心
は強くなっている筈、と推測される。
盛んに、世話が大変ではないかと、その部分が特に気
になるようだ。
しかし、ビオトープのコンセプトというのは、自然任
せというものだから、飼うのとは根本的に違うと説明
する。
水槽の場合はペットであるが、ビオトープの場合は飽
くまでも自然の中の生き物である。
最低限の手入れはするが、基本はほったらかし。
何が出るのか分からない、そのシナリオ無しの世界の
面白さを力説したが、本人も少しその気になったよう
である。
単なる、水溜りでもいいのだから、是非とも実現して
もらいたい。
土地はいくらでもあるのだから。
それに、横は川だし、トンボ環境は言うこと無しだ。