ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

ヤゴの同定

2009年05月08日 | 生き物 自然


台風の影響か、ここ三日不安定な天気である。
今朝も晴れていたのだが、いつしか外は雨模様。
そのお陰で、「滝壺ビオトープ」の水は満杯状態。
酸素がたっぷりなのか、こういう時は「ヒメダカ」は
元気だ。
そんな中、いつものように夜の観察をしていると、一
匹見慣れないヤゴを発見した。

一応、種類としては「オオシオカラトンボ」「ミヤマ
サナエ」「タカネトンボ」の三種を住人として認定
しているのだが、ここに来て「ミヤマサナエ」に関し
ては自信がなくなりつつある。
そもそもの認定理由は、「ミヤマサナエ」の成虫が、こ
のビオトープで黄色スズメバチに捕獲されたという事
実があって、それらしきヤゴもいたからなのだが、そ
れが本当に「ミヤマサナエ」のヤゴだったのかは今と
なっては判らないのだ。
以後、それらしいヤゴを見てないし、「オオシオカラ
トンボ」のヤゴだったようにも思えてくる。

「タカネトンボ」に関しては、間違いなくそのヤゴで
あったのだが、それも去年の秋一回見ただけだ。
隠れている方が多いことを考えれば、密かに落ち葉の
影で息を潜めている可能性も高いが、今現在いるかど
うかは確認してないから断言は出来ない。

ということで、現在確認できるのは「オオシオカラト
ンボ」と、同定できない違う種類のトンボ。
卵で越冬して、この春孵ったトンボだ。
そして今回の新顔なのだが、これは違う種類であるこ
とは間違いない。
何故かというと形がまるっきり違うから。
他のヤゴと違い胴長なのだ。
ヤゴで越冬した個体で大きさは2.5センチ以上。
図鑑で調べてみると「サラサヤンマ」というのが臭い。
生息環境(水溜りでちょっと暗いところ)からも条件
的には合っているし、形は一番それに近い。
ただ、「サラサヤンマ」などというトンボ、今までこ
の辺にいること自体全く知らなかった。
気にもしてなかったので気付かないということはある
が(名前を知ったのは去年)、住宅地の庭の一角に果
たして出没するものだろうか。
ここがちょっと疑問であるのだが、兎に角三種類以上
のヤゴが今現在「滝壺ビオトープ」にいることだけは
間違いない。
羽化が益々楽しみである。
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