「滝壺ビオトープ」に、このところ同じ虫がやたらと
落下して溺れている。
どうも天道虫の幼虫のようだ。
早速ネットで調べてみる。
「ナミテントウムシ」というのが一番近そう。
アブラムシを餌とする、いわば益虫的昆虫である。
それが分かると、途端に態度が豹変。
元に戻そうかという気になる。
現金なものだ。
というわけで、今度からは落ちた元のつつじに戻すこ
とにする。
それにしてもナミテントウムシの幼虫、ちょっと簡単
に落下しすぎである。
見てるそばから、それこそぽったんぽったんだ。
カフェのT君は、「クリヨー.ド.ヴァン」の移転話は
知らなかったようだ。
当然知ってるものと思って話してなかったのだが、聞
くと驚いていた。
今月一杯なのであと僅かだ。
最後のテラスを味わいに、もう一回くらい行かないと。
店内の「勝手にしやがれ」のポスターもちゃんと移転
先に持っていくのだろうか。
ゲロゲロ少年Yは、あのポスターがあったから行って
たようなものです、とわけの分からないことを言って
いたが。
ポスターで思い出したがこの前Yは、地元で上映した
市川崑の「野火」を観てきたのだが、その「野火」の
ポスターが登場する映画が、ゴダールの「女と男のい
る舗道」だった。
以前「女と男のいる舗道」を見たとき、カフェの場面
でカウンターの後ろにこれが貼ってあり、何故に「野
火」がと思っていた。
その時は、映画のポスターとは分からず、書道の展覧
会か何かと思った。
大岡昇平好きの書道家か、とちょっと不思議には感じ
たが。
それが最近、Yが映画を観に行ったことで、思い至っ
たのだ。
確認すると、やはりそういうことだったようだ。
市川崑ということで見逃していたが、これは一度観な
いといけない。