昨日の「チリ対日本代表」の試合は、ここ最近では一
番の出来だったのではないか。
いつもの代表の戦い方と違って、全体がダイナミック
に動いて、まるでオシムさんの目指すサッカーを見て
いるようだった。
駒野とか、中村憲剛、安陪とオシムの時の常連も復活
したのでよりその色も増したようにも思うが、停滞す
る時の、決まりきったサイド攻撃で中が詰まって何も
出来ずといういつか見た光景というものが、今回は無
かった。
怪我したメンバーによって、大きくメンバーを変えた
ことが結果的には功を奏した感じだ。
やはり、中村憲剛は必要な選手だろう。
今野も久しぶりに良かった。
攻撃では、本田がやっと本領を発揮しだした。
今迄は口だけという印象で、元々運動量で勝負ではな
いところに持ってきて、肝心のシュートも打てずと使
えない選手だったが、今回のように常にシュートを打
つという姿勢をもち隙あらば実際に打つ、そしてボー
ルも取られない強さを発揮すれば、日本にとってはか
なりの武器になることが証明された。
常連のFW玉田が物足らない分、いやに逞しく感じた。
そのFWだが、岡崎という選手、今まで何が良いのか
と思っていたが、今回見てよく分かった。
フィジカル的にもしぶといし、玉田と違って常にゴール
という姿勢があるし、飛び出しも良い。
FWとしては、待望されてたイメージに近いFWではない
か。
運動量もあるし、これでは大久保も影が薄くなる。
本田にしろ岡崎にしろ、問題は、常に今回のように出来
るかだ。
あと18歳の山田直輝、視野が広くてアイデアもあり良い
選手だ。
見た目もありパクチソンを思い出す。
第二のパクチソンと言われるかもしれないが、大体第二
のなんとかと言われて成功した人間は少ないから、ここ
は飽くまでも山田直輝としてこのまま成長してほしい。
怪我が恐いけど。
しかしこうなると、松井とか稲本は益々使いようがなく
なる。
親善試合のような日本代表戦を見て気分よくなったら、
すっかりチャンピオンズリーグの決勝を忘れてしまっ
た。
結果は2-0でバルセロナの快勝。
こうなるとロナウドはバルセロナに移籍か?