駐車場になにやら黒い物体が落ちていた。
一辺が三センチほどのひし形だ。
紙くずかと思い近付くと、それには毛が。
鼠にしては、形が。
よくよく見るとそれは、コウモリであった。
死骸なのだが、何故ここに。
寄生虫にでもやられて超音波のセンサーが狂って激
突したか。
クジラが海岸に乗り上げる原因もそのように言われて
いるが、果たして真相は。
もしこの先、このようなことが頻発したら、間違いな
く何かの異変の前触れだということになるのだが。
取りあえず種類は何か知りたいところだ。
しかし、流石に死体を開いて観察する気にはならない。
結構絶滅危惧種もいるようだが、ここは普通種の「キ
クガシラコウモリ」或いは「コキクガシラコウモリ」
ということにしておこう(今調べてそういう種類がい
るのが分かった)。
最近よく飛んでるのを見るが、以前より全体の数は増
えているような気がする。
単に気のせいかもしれないが、ついでに今年はツバメ
の数は少ないように思える。
更に、スズメも減っている。
スズメに関しては確かなことらしく、全体で、嘗ての
三分のくらいになっているということだ。
たまたまゲロゲロ少年Yと話してるときこの話題とな
り、Yはそれを実感していると言った。
家の庭にいつもいたスズメが、いつしか全く見えなく
なったという事実で。
原因は、巣作りのための良い場所が少なくなったとい
うことらしいのだ。
つまり、家の軒先などが嘗てのような木造だと隙間も
あって適していたのだが、今の家の造りはスズメの巣
にとっては都合よくないということなのだ。
この周辺ではスズメの代わりにカワラヒワが多くなっ
た。
後ヒヨドリ。
気がついたら、スズメも絶滅危惧種になってたりして。